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うちのクラスの女子がヤバい 3

楽しい時間もいつかは終わる。相変わらず多彩な人物を登場させる作者で、誰が主役というわけではなく、全員が主役で、たまたまその回の話ではその人物が主役になったに過ぎない。というわけで、思春期の少女の不安定な気持ちが、全く何の役にも立たない特殊能...
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夜よりほかに聴くものもなし

かっこいいタイトルの本に出会うとちょっとうれしくなる。中身も見ずにそれだけで買ってしまいそうになる。とはいっても、かっこいいというのは主観的なものだから、100人中100人がかっこいいと思うタイトルというのはそうなかなかとあるものでもない。...
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読書で離婚を考えた。

円城塔と田辺青蛙という作家どおしの夫婦が交互におすすめの本を紹介して感想を書くという連載をまとめた本。興味はあったが、紹介している本に食指をそそられるものが少なかったのでとりあえずは買うのは後回しにしておこうと思っていたら電子書籍で70%オ...
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あれよ星屑 6

時代は終戦直後の東京。門松という復員兵が同じ部隊の部隊長だった川島と出会うところから物語は始まる。門松はクマのような巨体で知恵よりも力が先に回る男。それでいて義理堅く部隊長だった川島のことを慕っている。一方、川島のほうは力もあるが物事を理屈...
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アイアンバディ 4

もう少し続くかと思ったが、完結してしまった。面白かったといえば面白かったが、リアルなロボット開発でありながら実際はリアルではなく、個人的にはもう少しリアルであってほしかったが、リアルすぎると地味になってしまうので、作中のロボット技術に関して...
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母の記憶に

テッド・チャンの作品がもっと読みたいのだけれども生憎とテッド・チャンはものすごい寡作の人なのでかいてくれない。その隙間を埋めてくれるのがケン・リュウなのだろう。と最初のうちは思っていた。たしかにテッド・チャンが書いても不思議ではない作品とい...
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AIの遺電子 7

どんどんと描かれ方が研ぎ澄まされていく。主人公である人工知能専門医の須堂ですらたった2コマしか登場しない話さえあるのだ。とりあえず主人公なので登場させておこうとしたのかもしれないが、無理して登場させなくても成立する話だったりする。主人公が登...
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Ms.マーベル

イスラム教徒の女子高生が主人公ということで話題になったのだが、翻訳されるかなと思っていたら翻訳された。アメコミのヒーローというと男性が多く、もちろん女性もいるのだが、主役となると少なくなる。イスラム教徒というのは世界レベルで見ればキリスト教...
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空挺ドラゴンズ 3

『ダンジョン飯』が迷宮内に生息するモンスターを調理して食べるという物語であるのに対して、こちらは食べるモンスターをドラゴンのみに絞っているということで随分と限定的でそれで大丈夫なのかと最初は思ったが、心配することなどまったくなかった。『ダン...
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BEASTARS 5

前巻で何者かに連れ去られてしまったウサギのハルの救出劇。1巻の冒頭でアルパカ殺しという事件があったとはいえ、舞台は学校、そして肉食動物と草食動物はお互いに規律を守って共存している世界だったのだが、前巻から舞台が学校から離れ、学校を取り巻く大...
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