histoire たましい 高山和雅の新作が出た。惑いの時代を生かされているわたしたち日本人の根底にふれる〝たましい〟の物語ということで、前作『天国の魚』のようなSFではないうえに、長編ではなく短編だ。高山和雅が日本人のたましいをどのように描くのかというのは気になるの... 2017.05.09 histoire
histoire ゲルマニア 物語の世界にはバディ物とよばれるジャンルがある。僕の好きなジャンルの物語の一つだ。対象的な主人公二人がコンビを組んで難題に挑むという形式の物語のことを指す。最初のうちはお互いに性格が合わず、いがみあったり、喧嘩したりするのだが、物語が進むに... 2017.05.08 histoire
histoire 宇宙探偵マグナス・リドルフ 国書刊行会のことなので、刊行予定としては上がっていてもしばらくは出ることはないだろうと思っていた<ジャック・ヴァンス・トレジャリー>シリーズの予定されていた一冊目が比較的あっさりと出た。僕はジャック・ヴァンスのファンなので有無をいわさず買っ... 2017.05.01 histoire
histoire 犯罪 世間では評判だったけれども、我が家の収納スペースのことを思うと文庫化されたら読んでみようと思っていたので読まずにいたけれども、ここに来て電子書籍化されたことで懸念事項が無くなったのでさっそく読んでみた。作者が刑事弁護人で、自らが遭遇した事件... 2017.04.26 histoire
histoire うちのクラスの女子がヤバい 2 前巻で少しだけ登場した、無用力を有効利用しようとする謎の組織の存在があきらかになり、その組織の正体も判明する。その一方で、自分自身でもコントロールすることのできない無用力をコントロールすることの出来る機械が、登場人物たちが通う学校の倉庫から... 2017.04.25 histoire
histoire 魅惑のビーム 本の感想のようなものをブログに書いていると時々、そのことに関してコメントを頂き、そして別の本をおすすめされることがある。とっつきにくい文体で記事を書いているのでそもそもコメントを貰うことというのが少ないのだが、そういうとっつきにくいブログに... 2017.04.24 histoire
histoire 鬱ごはん この世にグルメ漫画とよばれる漫画は数えきれないほどある。自分で料理をする漫画から、食べるだけの漫画、なかには食べずに頭のなかで想像するだけという漫画もある。食材もバラエティ豊かで、古今東西ありとあらゆる食べ物がグルメ漫画の中で描かれてきた。... 2017.04.21 histoire
histoire もう一つの人生を生きる 書店の新刊コーナーの平台に表紙を上に向けて置かれているのを見て、これは面白い小説なんじゃないかと久しぶりにピンときた。もちろん外れることもあるけれども、外れてもいいかと思わせる表紙でもある。もちろん初めて読む作家で、どんな話を書いているのか... 2017.04.19 histoire
histoire 藍の時代 単行本は買わなかったけれども、週間少年ジャンプに連載していた時には毎週楽しませてもらった車田漫画。必殺パンチを食らった相手は必ず顔面から落ちるといったツッコミをいれたりしながらもなんだかんだいって『リングにかけろ』には楽しませてもらった。『... 2017.04.18 histoire
histoire 興奮 僕が中学・高校生だったころガイドブックとしてバイブルに近かった石川喬司の『SF・ミステリおもろ大百科』の中で、筆者が競馬好きだったせいもあって一章を割いて紹介されていた競馬ミステリがある。その中でディック・フランシスの最高傑作として紹介され... 2017.04.17 histoire