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『バーナード嬢曰く。5』施川ユウキ

話の合間に作者の解説めいたものが挟み込まれるのだが、驚いたのはこの漫画の1巻が出たのが9年前だということだ。もちろん作者も驚いていたのだが。9年かけて5巻という冊数が多いのか少ないのかといえば少ない部類になるのだろうけれども一貫した物語があ...
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『猫が西向きゃ 2』漆原 友紀

フローと呼ばれる謎の現象が起こる世界。それ以外は今現在の僕たちの世界とまったく同じだ。しかしこのフローと呼ばれる現象がなんなのかというと少し説明しづらい。基本的には人あるいは何かの思念の影響を受けて物理的な空間が変化してしまう現象で、それは...
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『人工知能の核心』羽生 善治

将棋の羽生善治が人工知能に関してNHKの番組でかかわったものを書籍化したもの。人工知能に関してはブームなのでたくさんの本が出ているが、個人的にはもう食傷気味である。というのも昔からSF小説が好きで、人工知能はSF小説の中で様々な形で登場し、...
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『鬼の又鬼のアモ 2』多田乃 伸明

作中の年月に関していえば一巻から少し時間が経過している。ということで主人公アモは神にさらわれてしまった幼なじみのマンザの行方を追いながら旅をしている。ゆく先々で神々の獣を狩ることから鬼の又鬼と呼ばれるようになっていた。もともと狩猟の腕前は優...
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『空挺ドラゴンズ 8』桑原 太矩

今回から巻頭に捕龍船「クィン・ザザ」号のメンバーの紹介ページが追加された。もっともここまで読んできたら誰がどんな役割なのかはだいたい把握しているので必要ないといえばないけれどもあるとなんだかうれしい。前巻から始まった新しいエピソードの続きで...
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『バトルグラウンドワーカーズ 3』竹良 実

主人公たちのグループはいわゆる落ちこぼれ集団で戦闘でも使い捨てとしての役割しか与えられないのだが、それでも徐々に主人公を中心としてグループとしてのまとまりができつつある。あいかわらず敵の存在は謎のままだが、前巻から敵にもリーダー的な存在がい...
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『空電の姫君 1』冬目 景

掲載誌が休刊となってしまったためにどうなるのかと危ぶまれた『空電ノイズの姫君』だけれども、別の雑誌に移行してタイトルを少し変えて連載続行となった。一応は『空電ノイズの姫君』は三巻で完結して『空電の姫君』は続編ということなのだが、タイトルとし...
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『氷の轍 北海道警釧路方面本部刑事第一課・大門真由』桜木 紫乃

『凍原』と登場人物が重なる桜木紫乃のミステリ。『凍原』では副題が北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂となっていて文字通り松崎比呂が主人公で、今回は同じ第一課の大門真由が主人公となっている。でどちらにも片桐刑事が登場して主人公とともに事件...
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『許されようとは思いません』芦沢 央

積ん読消化。5篇の短編集でどの話も切れ味が良い。あまりにも切れ味が良すぎるので読み終えて釈然としない。言い換えるならば、鎌鼬という妖怪がいるのだが、この鎌鼬に切られたばあい、その切り口があまりにもきれいなので痛みが感じされないといわれている...
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『仙術超攻殻ORION』士郎正宗

再読したいなと思って電子書籍で買ったものの積読にしていたままだったので、反省して読むことにした。もっとも積読にしてしまったのは何しろこの漫画が描かれたのは1991年と二十年近く前のことで、流石に古びてしまっているんじゃないかという懸念があっ...
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