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漫画の新しい形

『塩素の味』『ポリーナ』のバスティアン・ヴィヴェスがバラックとミカエル・サンラヴィルの三人でトリオを組んで制作した『ラストマン』の1巻が出た。全12巻の予定で本国では9巻まで出ているということなので、日本でも最後まで出てくれるとうれしいのだ...
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幻の女

ウィリアム・アイリッシュの『幻の女』の新訳が出た。妻と喧嘩して家を飛び出してしまった主人公が夜遅く家に戻ってみると、家で待っていたのは数人の警察官と妻の遺体だった。主人公がでかけている間に妻は何者かに殺されていたのだ。そして妻の首には主人公...
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アルファ・ラルファ大通り

僕がもっとも偏愛している短編小説「アルファ・ラルファ大通り」が収録された短編集である。スミスの短編集は過去にも3冊出ていて、もちろんそれも持っている。それでも僕はスミスの小説を偏愛しているので、出れば買ってしまう。「アルファ・ラルファ大通り...
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鷲は舞いおりた

ジョン・スタージェス監督の『鷲は舞いおりた』を観た。テレビで放送されたものだったので、カットされたシーンは多く、だったならば広川太一郎の吹き替え版のほうが良かったのだが、生憎と字幕版だった。まあこれに関しては文句を言っても仕方あるまい。ジョ...
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お前が死ぬか俺が死ぬかという決断

かなり高い確率で翻訳されるだろうなとは思っていたけれども、それでも一抹の不安があったジェイムズ・トンプソンの<カリ・ヴァーラー警部>シリーズの4作目が出た。作者急逝によってシリーズは中断してしまったのは非常に残念なのだけれども、この最後の作...
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ハヤカワ・SF・シリーズ総解説

サンリオSF総解説が出て、ハヤカワSF文庫総解説が出たのだからハヤカワ・SF・シリーズ総解説が出たとして不思議ではないのだが、まさか出るとは思わなかった。この調子で創元推理文庫総解説なるものが出たとしても不思議ではないのだが、そこまでは無理...
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tales of the mouse

『マウスガード』という漫画を読んだ。もともとはテーブルトークRPGとして作られた物語であり設定なのだが、それを漫画化したものだ。中世ヨーロッパの時代を彷彿させる社会生活を営んでいるネズミたちが主人公のファンタジーであり、マウスガードとは彼ら...
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『盤上のアルファ』

将棋の世界というのはとても厳しく、プロ棋士になるためには様々な難関をクリアしていかなければならない。そもそも奨励会というものに入る必要があり、さらに昇段していかなければならない。そしてその昇段には年齢制限があって、それぞれの段位において定め...
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この恋と、その未来。

作者のツィートが少し話題になったけれども、前巻のあとがきでも匂わせていたとおり、不幸な形となってしまった。6巻で完結する予定の物語が5巻で終わってしまったということである。といっても、最後のこの巻で5巻と6巻の内容を圧縮して書き終えたという...
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オータム・タイガー

いやはや、こんな面白い小説をどうして今まで見過ごしていたのか。まあ、もっとも、この本が翻訳されたのが1990年、しかも創元ノヴェルズというレーベルで出たのだからあの当時の僕には食指が動かなかったとしても仕方がない。何はともあれ、こうして復刊...
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