histoire 幸せな家族―そしてその頃はやった唄 10年ぐらい前からこの本の存在を知り、とはいえどもその時点で既に絶版。古書を探すしかないのだが、児童書のためか古書としても世にでることがまったくない。復刊ドットコムに復刊のリクエストをしたものの、リクエストしたからといってすぐに復刊されるこ... 2016.06.07 histoire
histoire 『非Aの傀儡』 『非Aの世界』に引き続き、その続編『非Aの傀儡』を読んだ。こちらも30何年ぶりの再読で、ここまでくるとどんな内容だったのかすら忘れてしまっていたので、初読といっても構わないだろう。『非Aの世界』が中村保男による翻訳だったのに対してこちらは沼... 2016.06.06 histoire
histoire 『非Aの世界』 新訳だったらなお良かったのだが、それはさておき何度目かの復刊。前回復刊した時の表紙も良かったが、今回の表紙もかっこいい。原題は『The World of Null A』で邦題は『なるエーのせかい』と読ませる。つまり「Null」が「なる」と発... 2016.06.03 histoire
histoire 僕だけがいない街 結局のところ主人公の持っていた不思議な能力「再上映」はなんだったのかということは明らかにはされなかった。といっても、それが瑕疵となっているわけでもなく、合理的な説明が欲しかったわけでもない。中盤で真犯人が明らかになるまでは頻繁に発生していた... 2016.05.31 histoire
histoire 海街diary 7巻 前巻がもどかしい場面で終わってしまったのでその後の展開がどうなるのか気になっていたけれども、そうか、そういう結論になったのかという感じだった。四姉妹の一人でもかけてしまうとこの物語としてはだいぶ寂しくなってしまうので、もちろんそういう状況で... 2016.05.23 histoire
histoire 殊能将之 未発表短篇集 殊能将之が亡くなってもう三年が経つ。そしてこの本は殊能将之の最初で最後の短編集。短編集というくくりならば商業出版された唯一の短編「キラキラコウモリ」も収録されていればよかったかもしれないが、この本は未発表短編集なので「キラキラコウモリ」が外... 2016.05.16 histoire
histoire 重版出来、あるいは徒手空拳 キュレーションの時代といわれて久しい。キュレータ、つまり雑多で玉石混交の情報の中から自分にとって有益な情報を与えてくれる存在が重要になってくるといわれ続けている。確かに、インターネットの中に存在する大量の情報の中から、どれが真実でどれが嘘な... 2016.05.10 histoire
histoire 連載終了 僕は作家でもないし、何かに連載をしているわけでもないので連載終了という言葉に特別な思惑や感情を持ちあわせてはいないのだけれども、何かに連載をしていてなおかつそれが生計の糧だったとしたら連載終了という言葉は恐ろしい言葉だということは想像するこ... 2016.05.09 histoire
histoire スキャナーに生きがいはない コードウェイナー・スミスの既刊のSF小説は全て読んでいるのだが、こうして人類補完機構全短編なるものが新たに出るとなるとコードウェイナー・スミスのファンとしては買わない訳にはいかない。それがたとえ全三巻になるとしてもだ。今回はそれぞれの作品を... 2016.05.03 histoire
histoire 「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 振り返ってみると平成という時代よりも昭和という時代のほうが面白いと感じるのは単に歳をとり、物事に対しての目新しさというものが少なくなってしまったせいなのか、それともいわゆる思い出補正というものなのか。しかし、今のように情報が氾濫している時代... 2016.04.29 histoire