histoire 『ぼくとおれ』朝倉 かすみ 同年同月同日、さらには同じ病院で誕生した二人の男の子。育つ環境も違い、母親同士の交流はわずかにあったものの、当人同士が出会うこともなくそれぞれの人生を歩んでいく。そんな二人の人生を時代を前後しつつも断片的に切り取って交互に40歳の現在にいた... 2020.05.14 histoire
histoire 『くちなし』彩瀬まる SF系の話が収録されているということで読んでみた。表題作の「くちなし」は表層的には妻子ある男との不倫関係にある女性の物語で、物語が始まって早々、男のほうから別れ話がもたらされる。主人公はそんな予感がしていたのであっさりといいよと承諾するのだ... 2020.05.13 histoire
histoire 『宙に参る 1』肋骨凹介 ジャンルとしてはSFなんだけれども、物語としては、夫を亡くした妻が人工知能の息子とともに義母のいる地球に遺骨を持って旅をするという話。だと思う。多分。多分というのは今のところ、そのような展開だからなのだが、地球までの道のりは45日という日程... 2020.05.12 histoire
histoire 『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた』樋口毅宏 目次のどれかに突き刺さったら読んでみてくださいという文章がtwitterのタイムラインに流れてきて、いや、目次以前にこのタイトルだけで突き刺さってくるものがあるよなあと思ったのが樋口毅宏のエッセイ『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり... 2020.05.11 histoire
histoire 『ブルーアワーにぶっ飛ばす』箱田優子 同名の映画のノベライズ、ではなく漫画だ。しかも監督自身がコミカライズしている。映画のほうは見ていないがタイトルに惹かれるものがあったことと、文庫で漫画という部分にも興味があった。もちろん文庫サイズの漫画は珍しいものではないのだが。しかし、最... 2020.05.07 histoire
histoire 『高橋名人のゲーム35年史』高橋名人 最近はほとんどゲームをすることがなくなってしまったのはゲームをすると時間がどんどんとゲームに費やされてしまって他のことができなくなってしまうからで、ゲームそのものが嫌いになったわけでも飽きてしまったわけでもない。僕がファミコンを買ったのは大... 2020.05.01 histoire
histoire 『ユグドラシルバー 2』からあげたろう 前巻で主人公たちにあたえられた猶予の時間はわずか3日ということで三巻ぐらいで終わらせるのだろうと思っていたら二巻で完結。設定からしてレベルゼロの場所からレベルセブンまで行かなければいけないのでようするに7階層を突破するわけだから続けようと思... 2020.04.30 histoire
histoire 『三の隣は五号室』長嶋 有 とあるアパートの一室を舞台とした物語なのだけれど、とことんまで追求し尽くしたという感じがすごい。まず最初にこのアパートのその部屋に入居した人々の様子が描かれていくのだが、これがこのアパートの最初の入居者から最後の入居者まで総計13人。実際に... 2020.04.29 histoire
histoire 『違国日記 5』ヤマシタ トモコ 両親を事故で亡くしてしまった中学生の姪をその場の勢いで引き取ることにしてしまった主人公。彼女は小説家でそれ故にというかもともと人見知りだった性格もあって他人との距離をうまく取ることができない。そんな彼女が姉の子供である姪を引き取って、共同生... 2020.04.28 histoire
histoire 来月の気になる本 自宅勤務になって一週間以上経ちました。もともとインターネットに接続できるパソコンがあればできる仕事なので自宅でも全然問題ないのですが、ただでさえ歩かない生活がよりいっそう歩かなくなって運動不足気味なので意識的に歩くことをしています。問題はこ... 2020.04.27 histoire