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今月の気になる本

河出文庫『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』ジョイス・キャロル・オーツ新潮文庫『私の恋人』上田岳弘新潮文庫『オンブレ』エルモア・レナード創元推理文庫『夜届く 猫丸先輩の推測』倉知 淳創元推理文庫『魔女』樋口有介ハヤカワ文庫SF『アルテ...
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物語の力

妻は本を読むことは嫌いではないが、読むのが遅い。一冊の本を読むのに1ヶ月くらいかける。もっともこのくらいは普通なのかもしれないし、遅いから悪いというわけではない。統合失調症になってからは集中力が続かないらしく、読む速度はさらに遅くなったが、...
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代理受診

週末は今年最初の妻の通院日だったが、病院に行けば入院させられてしまうという思いにとらわれてしまっている妻は病院に行こうとはせず、無理して連れて行っても良い方向へと向かうわけでもないので自分ひとりで代理受診という形で病院に行く。このことは年末...
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ジェネリック

妻の病院を転院することになったので、その結果、処方箋薬局も変わることとなった。薬局が変わることは病院を変えることに比べればまったくといっていいほど何も問題はなく、そもそも、薬局で処方してもらった薬を受け取るのは僕自身なので、問題など発生のし...
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たえしのぐ

温厚な父、突然「犯罪者」 手にかけた妻今も案じ認知症を患った夫が統合失調症の妻を殺してしまったというニュースを見た。自分もいつかはそうなるのかもしれない。ならないといいきることはできない。それはそれでもう、仕方のないことだと思うしかないのだ...
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いつかいのちがつきるまで

平穏に年を越せる、あるいは新しい年を迎えることができるという自身がまったくない。今年の夏過ぎぐらいからいろいろありすぎて妻の容態があまり良くない。まず、近所で人が亡くなりすぎた。大家さんのご両親が隣の家に住んでいたのだが立て続けに亡くなった...
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信頼

妻の様態があまり良くない。統合失調症になり、そして医療保護入院していらい、妻は僕に対してある種の警戒心を持っている。僕と同じような境遇の人がこのブログを読むかもしれないということを考えるとこういうことはあまり書きたくはないのだが、僕の妻の場...
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ウィザードリィの深淵

かつて僕がもっとも熱中したゲームの一つだった『ウィザードリィ』といっても僕が熱中したのはファミコン版だったので、その前のパソコン版で遊んでいた人たちからすれば生ぬるいゲーマーだったともいえる。もちろんファミコン版がパソコン版にくらべてゲーム...
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来月の気になる本

河出文庫『星を創る者たち』谷甲州河出文庫『英子の森』松田青子河出文庫『ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所』ダグラス・アダムスちくま文庫『田中小実昌ベスト・エッセイ』田中小実昌講談社文芸文庫『藁屋根』小沼丹ハヤカワ文庫JA『日本SF傑作選...
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同じ本を二度三度買う

たまにだが、同じ本を買ってしまうことはあるかと聞かれることがある。「ある」と、答えると、思っていたとおりの答えが返ってきたという表情をしてくれるので、こちらも相手の期待通りの返答ができたということで少しうれしくなるのだが、それはともかくとし...
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