Byroad Of The Alpha Ralpha Boulevard I Loiter
道草するアルファ・ラルファ大通りの脇道________________[五月後半]
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2000/05/29 (月)
 

 「フェルマーの最終定理」 サイモン・シン
 「SFマガジン 7月号」で紹介されていて面白そうだったので書店で探して購入。殆ど一日中仕事をしている状態だけど、飯を食いながら少しだけ読む。まだ冒頭のほんのさわりの部分しか読んでいないのだけど、それだけでも鳥肌が立つほど面白さが伝わってくる。うーん本を読む時間が欲しいっす。

 「おかしな男 渥美清」 小林信彦
 「フェルマーの最終定理」は紹介されていなかったら多分買わなかっただろうけど、こっちの方は書店で見かけて「面白そうだ」と感じたので購入。
 昔は「寅さん」はあまり好きじゃなくって、「トラック野郎シリーズ」の方が好きだったのだけど、いつの間にか「寅さん」の方も面白いと感じるようになった。何でなのかは別にどうでも良いことなんだけどね。
 「渥美清」という俳優に関して月並みな情報しか持っていないので、読み終えた後、「渥美清」という俳優に対しての自分の印象がどのように変化するのか楽しみである。

 あぁ、こんなに面白そうな本が一杯あるというのに…

2000/05/28 (日)
 

 髭を伸ばしている。
 というか毎日剃るのが面倒なので剃らないでいるだけなのだけど、楽だったのは最初の2週間くらいで、伸びたら伸びたで毎日剃るのと同じくらい面倒である。ばっさり剃って伸ばし直そうかとも思うのだけど、ここまで伸びると電気かみそりじゃ無理なのでそれも面倒である。

 FreeHandの新機能の遠近グリッドで少し遊んでみる。これを使うと個々のオブジェクトを、簡単に遠近法に基づいた変形をさせて配置できるので非常に楽だ。
 しかし何も気にせず立体的なものが出来るので面白いのだけど出来上がったものは何だか当たり前すぎてつまらない。結局あまり使わないんだろうなぁ、この機能。

 「江戸川乱歩賞と日本のミステリー」を読み終わる。あらてめて考えてみると、推理小説は何度かブームになり何冊ものベストセラーを出してきたのに対して、SFはブームはあったものの映画やアニメなどの分野においてであって、SF小説はブームになってなかった事なんてなかったわけで、冬の時代だから売れないと言うのはおかしい気がする。はベストセラーになったのは「日本沈没」ぐらいなんだよね。その「日本沈没」だってSFとして読まれていたかどうかも疑問。

 「怒濤の虫」 西原理恵子
 初出を見ると7年前。このころはまだ初々しさが残っているのを発見。

 「ガキおやじ」 2巻 いがらしみきお
 主人公のガキおやじよりも周りの人間の方が暴走している。

 ネビュラ賞が発表されていた。脚本賞として「シックス・センス」が受賞。
 出来ることなら全てを忘れてもう一回見てだまされたい。そんな映画だ。

2000/05/27 (土)
 

 昼飯を食いに入った蕎麦屋で、子連れの夫婦が、自分たちの食べたものを調理場の方まで運んで行ってからお金を払って帰っていった。普段から当たり前のようにそういう行動をしている人たちは、いつでもどこでもしっかり片付けをして帰っていくことが出来るのだろう。

 「死角に消えた殺人者」 天藤 真
 せっかく「天藤真推理小説全集」としてまとまって出版されても既刊の大半は手に入れるのが困難な状態。見かけたら即買うしかないのだ。やはり。
「探偵の秋あるいは猥の悲劇」がようやく文庫化される。

 「サム・ホーソーンの事件簿I」 エドワード・D・ホック
 特別付録として「長い墜落」が何故か収録されている。ま、いいか。それにしても帯の後ろに創元推理文庫の不可能犯罪として「黄色い部屋の謎」と「赤後家の殺人」と「くたばれ健康法」が紹介されているけど、最後の「くたばれ健康法」って入手が困難じゃないのか?

 「CURA」 1巻 六田 登
 「F」以降、この人の描くものって、今ひとつ好みから半歩ずれているんだけど新刊が出るとついつい買ってしまう。今回はそれなりに面白そうなんだけど、話が進んでいくと自分が期待する方向からずれていくんだろうなぁ。そのずれがわりと気に入っているのかもしれない。

 FreeHand 9Jを購入したけど今回のバージョンでもPDF出力する際に日本語フォントを使うことが出来ないのに気づいてちょっとがっかり。

2000/05/25 (水)
 

 「SFマガジン 7月号」は量子論SF特集。量子力学ってのは判ったような判らないような不思議な世界。シュレーディンガーの猫の話など、説明を読むとその場では理解できるのだけど、しばらくすると「????」となってしまう。波動関数の収縮の話は面白いんだけどね。

 「なるたる」 5巻 鬼頭模広
 27話、心の痛みが癒され始めた瞬間、谷底へ突き落とすような言葉。ゾッとする瞬間だった。あとがきにも書かれているように、この人の描く世界は死がいつも寄り添っている。

 「江戸川乱歩賞と日本のミステリー」 関口苑生
 目次だけさらっと目を通すと、未読のものが結構あったりする。特に最近のものは全然読んでないなぁ。受賞作以外の物なら読んでいるんだけど。

2000/05/23 (火)
 

 お仕事追い込み状態。気が付けばしばらくこのぺーじ更新していなかったっす。いや、このぺーじだけじゃなく他のページもなんだけど…

 「虚無回廊」 1、2巻 小松左京
 昼休みに食事に出かけたついでに書店により、購入する予定はなかったのだけど一万円札をくずしたかったので購入、ってそんな理由のために本を買う人間って俺だけか?
 完結するまで待つつもりだったのだけど、いつになったら完結するのか分らないし、とりあえず続きが書かれそうな兆しが見えるので押さえておく。そういえば今日泊亜蘭の「我が月は緑」も設定上の続編の構想があるって話だったのだけど、どうなっているのだろうか。

2000/05/19 (金)
 

 「パスポート・ブルー」4巻 石渡 治
 週刊誌連載だけあって、刊行ペースが速い。前巻までの内容を忘れないでいるうちに次の巻が出るの、最近忘れっぽい自分にとってはありがたい。
 ストーリーは小学生編から、中学生編に突入、その分宇宙から少し遠ざかった話が続く。
 「銀河おさわがせマネー」 ロバート・アスプリン&ピーター・j・ヘック
 何故に今頃? と思ったら本国でも3作目は出版されたばかりだったとは…
 マジカルランドシリーズは順調に翻訳されているのに、こちらの方は2作目でストップしてしまったのは人気が無かったせいなのかとずっと勘違いしてました。でもマジカルランドシリーズの方が好きなんだよなぁ。
「サイゾー 6月号」の「爆笑問題の日本原論」では小渕前首相の話。いやぁ、今回は少しタイミングが遅かったみたいというか悪かったというか。

 PostgreSQL7.0の話題がちらほらと目に付くようになった。うーんメジャーバージョンアップだし、インストールして前バージョンとの比較をしてみたいところだけど暇がない。

2000/05/16 (火)
 

 昼飯を食いに、よく行く中華料理屋に入る。飯を食う時間をずらしているので、店の中には二人しか客はいない。一人なのでカウンターに座り注文をする。
 斜め後ろの席では女の人が誰かに話しかけている。一人で座っていたはずなので携帯電話で話をしているのだろう。しばらくして注文した品物が出てきたので食べ始めるが、女の人はまだ喋っている。こういう場所での携帯電話は遠慮して貰いたいものだよなぁと、振り返ると女の人は箸を片手に食事をしていた。もちろん携帯電話などどこにもない。目の前の誰もいない場所に向かって話をしていた。
 何かが欠けただけで、非日常的な世界に成り代わってしまう。店員の奇妙なそぶりも納得できてしまう。店を出るまで女の人はずっと食事をしながら楽しそうに話し続けていた。
 会社に戻ってから、一人にそのことを話すと予想通りの反応。理解できないことに対する恐怖感は仕方ないものだけど、悲しいことだと思う。
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