パソコンショップで何か面白いものはないかと物色していると、背後から「すいません」と声をかけられる。振り向くと全然知らない人だ。「パソコンを入れるバックはどこにありますか?」
自分をショップの人だと思ったらしい。どう見ても店員とは思えない格好をしていたのだけれど、勘違いする人はどんなことをしても勘違いしてしまうのかもしれない。 書店に寄り、「ネバーランド」 恩田 陸と「アクアリウム」須藤 真澄を購入。レジに持っていくと、店員がいつものごとく「カバーをお付けしますか」と聞いてくるので、これまたいつものごとく「いえ、いいです」と答える。もう一人の店員にお金を渡していると、カバーを付けるかどうか聞いてきた店員は、本にカバーを付ける作業をし始めていた…
「虹北恭助の冒険」 読了。
解決がちょっと反則じゃないかって気もするけれど、それは本格ミステリとして考えた場合であって、帯にも書かれているように、「新本格」ジュブナイルとしてみれば全然問題じゃないと思う。
「ヘルボーイ 滅びの右手」 読了
ヘルボーイJrはヘルボーイの子供の頃の話じゃないことが判明。「パンケーキ」の中の子供の頃のヘルボーイがヘルボーイJrと全然違っていて、こんな間違いをするとは考えられないと思っていたので一安心。そうなるとヘルボーイJrの話はヘルボーイJrだけでまとめられて本になるということか。たった2ページながらも「パンケーキ」の馬鹿らしさはいいよなぁ。馬鹿らしくって、それでいてエピソードのひとつとしてしっかり組み込まれているのだ。
「アクアリウム」須藤 真澄
新声社版を持っているのだけれど、ついつい購入してしまう。誰が何と言おうと、これが須藤真澄の最高傑作だ。
ただ一つ残念なのは、これ以降この路線の作品を描かなくなってしまったということだけである。それが一番の問題だったりするのだけれど。
今回の秋田書店版はカラーページがカラーで収録されている反面、前回カラーだった口絵がモノクロになってしまっている。とはいえ今回の方が完全版に近いのだけれど、各話の扉のタイトルのデザインが変更されていて、個人的には前の方が良かった。