Byroad Of The Alpha Ralpha Boulevard I Loiter
道草するアルファ・ラルファ大通りの脇道________________[八月前半]
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2000/08/13 (日)
 

 久々の休日だけれど、こう暑くちゃ何にもやる気がでない。ってやる気がでても何をするってわけでもないが…

 「沙羅は和子の名を呼ぶ」はめずらしく純粋な短編集。謎解きの要素は薄いけれど加納 朋子は何を書いても加納 朋子だというか、どのお話にもちゃんと謎があっていいよなぁ。いつかは長編を書いて貰いたいものである。
 「六番目の小夜子」も読了。半分くらいまで読んで中断しようと思っていたら、一気に読み切ってしまう。読む前も読んでいる途中も吉田秋生の「吉祥天女」とイメージが重なってしまっていたのだけれど、こっちの方が遙かにさわやか、っていうかまったく別物。ホラーとかミステリーとか言うよりも、これはやっぱり学園小説だよなぁ。

2000/08/12 (土)
 

 めずらしく電話がかかってこない一日だったなぁ、って今日は土曜日。おまけに夏休みに入っている会社も多いし…

 「からくりサーカス」ではしろがねは、血液が全部体外に出てしまわない限り死なないなんて設定にしてしまっている。これじゃどんなにピンチになっても大丈夫じゃん。それ故に今後、どう見せ場を作っていくのか、ちょっぴり楽しみなんだけれど、これじゃ「無限の住人」と同じだよなぁ。
 「六番目の小夜子」 恩田 陸
 ようやく見つけたので購入。でもまだ「月の裏側」も「ネバーランド」も積読状態っす。
 「沙羅は和子の名を呼ぶ」 加納 朋子
 こちらもようやく見つけて購入。少し前に出版されたものだと思っていたが、奥付を見ると、去年の10月だった…表紙がなかなか凝っていて、こういうのはやっぱり文庫じゃ出来ないよなぁと思うのだけれど、表紙の絵柄はあまり好みじゃないのが少し残念。

 9月の新刊案内を8月の新刊案内と勘違いして、「げっ、もうこの本が出ていたとは。急いで買いに行かねば」と書店に行った私は粗忽者です。

2000/08/11 (金)
 

 午前中から携帯電話に、至急連絡が欲しいとの呼び出しがかかる。ってなんか文章が変だ。12時までに対処しなければいけないのだけれど、自宅からでは為すすべもなく、会社に行かなければいけない。しかしそうすると、どう考えても時間に間に合わない。
 こういう時はあわてても仕方ない。つーか、開き直るしかない。結局出来る範囲でしかできないのだし、ようするに「無い袖は振れないのだ」

 「からくりサーカス」 14巻 藤田 和日郎
 「MISTER ジパング」 1巻 椎名 高志 購入

2000/08/10 (木)
 

 一応夏休みなので、今週に入ってからは午後からのんびりと出社。出社前に書店によるが、探している本は見つからない。必要としていないときにはよく見かけるのだけれど、必要とするときに限って見つからないのはいつものことである。PHP関係の新しい本が出ていたのだけれど、あまり大したことが書かれていなかったので購入は見合わせるが、これも今は必要と感じないけれど、いつか必要になって、あのとき買っていればなぁと思うときが来るのかもしれない。
 パソコンショップにぶらりと寄って、面白い物があるかなぁと店内を歩いていると、intuos用のエアブラシペンが売られていた。欲しかったんだよなぁ、どうしようか。と考えるまでもなく、手にとってレジでお金を払って購入。

 今年入社した新入社員がレンタルサーバーを借りていることは知っていたけれど、掲示板を作っていったことまでは知らなかった。聞いても教えてくれないことは分かっていたけれど、やっぱり教えてくれない。あの手この手で聞き出そうとするけれど、やっぱり教えてくれない。そうなると、どんな手段を使っても突き止めてやりたくなるのが人として当然の行動である。「社内のネットワークをモニタリングすれば判ることだから無理に教えてくれなくてもいいよ」と言うと、隣にいたのがネットワーク管理者。それまで止まっていた手が盛んにキーボードをたたき始める。横目でちらっとモニターを見ると、もうモニタリング行動に移している。
 敵に回すと恐ろしいが、見方にすると、とても心強い奴だ。

2000/08/09 (水)
 

 Oracleというデータベースのインストールではまる。

 本当は別の人間がインストールする予定だったのだけれど、抱え込んでいる仕事が忙しくなり出来そうもない状態になったので、じゃあ、変わりに誰がやるかということで、合理的且つ論理的に考えると、彼の次にインストールが出来そうな人間となると自分しかいない。誰も無言のままなのだけれど、ひしひしと圧迫感を感じる。ここは知力を振り絞って、論理的に自分がやらなくてもいい理由を考えようとしたのだけれど、こういう時は何も浮かばない。結局自分がする羽目になるのであった。というか、誰がやるかで相談するなんて言うことに時間をとられたくないので、自分で名乗り上げてしまう。

 そして、言った後で思いっきり後悔する。

 こういう些細な既成事実が積み重なっていくと、面倒な仕事や難しい仕事ばかり回ってくることになるのである。

2000/08/08 (火)
 

 会社が街の中心部に引っ越ししてから、駐車場が立体駐車場に変わったのだけれど、これがまた、面倒なのである。運が悪ければ車を出せる状態になるまで2分半、運が良くても30秒かかる。最短でも30秒かかるのは、車が180度回転し正面を向くまでの時間だ。降りてくる様子や、回転している状態は、扉の窓から見ることが出来、まぁ、それは対して面白ものではないのだけれど、他に何もすることがないのでついつい見てしまう。
 そんなわけで、窓から覗いていると、いつもと同じ調子で自分の車が降りてきた。が、いつもと違っっていたのは、既に正面を向いていたことだった。何だか判らんが車を出すまでの待ち時間が減ったので、こりゃ運がいいよなぁ、などとのんきに思っていたら、急速に嫌な予感がし始める。予感通り、車を載せた台がせり上がり、くるりと180度回転し始めた。幸運が一瞬のうちに不運にすり替わった瞬間だった。

 結局バックで車を出す羽目になる。

 「西遊記 悟の巻」 藤原 カムイ
 そういえば「創世記」は、あれで完結したことになっているのだろうか?
 石の目」 乙 一
 個人的にはホラーってあまり好きじゃないんだけど、何かと話題になっているので購入。
 「ピアノの森」 5巻 一色 まこと
 自分のピアノを取り戻したカイは、会場をピアノの森へと変えていき、タイトルのもう一つの意味が判る。しかし、絵で音を表現するのはやはり難しい。

 気が付くともうじきアクセスカウンタが1000を越します。1000をとった人はよろしかったら連絡下さい。

2000/08/07 (月)
 

 会社自体は夏休みに入ったもののそんなものは全然関係ない。午後からのんびり出社して仕事しようかと思っていたら、午前中から早速電話が入ってきたらしく、携帯電話で呼び出されて出社する。
 プロジェクト管理のために某プロジェクト管理ソフトが導入されるが、ものすごく面倒くさい。つーか、ブラウザーを使って閲覧したり、管理したり、書き込みしたりするのだけれど、新しい書き込みがあっても自分で閲覧しないと判らないし、本気で利用しようとすると、何だか一日中ブラウザーのリロードボタンを押して確認してなきゃいけないような気がする。プロジェクトリーダーとして仕事している分には、プロジェクト管理も仕事のうちなのだからそれでもいいが、プログラマーとして仕事している分には、こういう作業は、非生産的作業で、邪魔でしかたない。結局は人手不足なんだよなぁ。
 
2000/08/06 (日)
 

 今回の星雲賞はやはりそうか、というかこんなものだろうと言ったところである。受賞しておかしくない作品が受賞して、当たり前すぎてつまらないというか、ひねくれ者だよなぁ。

 「ピニェルの振り子」 野尻 抱介 読了。
 丁寧に張り巡らされた伏線が、後半、心地よい驚きをもたらせてくれる。登場人物が皆、主人公に対して物わかりが良すぎるのが読んでいて少し気にかかったところ。あ、でもこれはこのままの方がいいっす。
 何となく、ヴァーリィの「八世界」シリーズに雰囲気が似ている気がするのだけれど、「保護鍍金」というガジェットが登場したせいかもしれない。

 ようやく「バヴァーヌ」を読みにかかる。問題は、これを読みおえて、キース・ロバーツの他の作品を読みたくなっても、翻訳された長編は無いってことだ。
 

2000/08/05 (土)
 

 任意のサイトの中身を大阪弁に変換してくれたり、猫語や幼児語に変換してくれたりと、WEB上にはページを変換してくれるサイトがあって、偽中国語変換などは楽しませて貰ったりしたのだけれど、久々に笑ったのがDenpa - 電波ニュース
 今見ているこのページなどはこんな風に変換されてしまう。
 うーん、でも、変換された部分がボールド体になっているので、変換された部分が判るからいいのだけれど、ボールド体になっていなかったら普段書いている文章と大して違わないような気もする。

 「マザーグースは殺人鵞鳥」 山口 雅也
 新刊だと思っていたら去年出版されたものだった。マザーグースに限らず「見立て殺人」のミステリーは面白いよなぁ。
弁当を食いながらぱらぱらと読んでいると「殺人ものが好きだねぇ」と言われる。ミステリーを娯楽として楽しまない人がいるのは構わないんだけれど、殺人事件が起こるからが好きなのではなくてそこに謎があるから「ミステリー」が好きなだけなのだ。
 「幻想のアメリカ」 映画の21世紀
 デヴィッド・リンチ、デヴィッド・クローネンバーグ、そしてティム・バートンの特集とくれば、もう買うしかない。こんな本に2000円も出せないなぁと言われる。大きなお世話である。
 「冥王と獣のダンス」 上遠野 浩平
 あまり食指が動かなかったのだけれど、取り合えす購入。イラストが緒方 剛志だったし。
 

2000/08/04 (金)
 

 今年の年末に発売予定のBOSEのオーディオシステムの視聴をする。ボリュームを上げても全然音割れしないし流石はBOSEといったところ。定価の半額近い値段でモニターを募集しているとのことだけれど、音も凄い分、値段も凄い。うーん、さらにその半額の値段だったら考えたかもしれないが、迷うまでもなく手が出ない値段。ま、いい音を聞かせてもらいました。

 ここのところ、他人の仕事ばかり手伝っているような気がする。というか実際の所、手伝っている。そのせいで、自分がしなければいけない本来の仕事の方が滞っているのだけれど、これって自分が他人に優しいというよりも、単に自分の抱えている仕事をやりたくない気持ちでいっぱいなせいなんだよなぁ。これじゃいかんと思いつつも、あぁ、また11日までに完成させなければいけない仕事を引き受けてしまった…どうやってこの仕事をする時間を捻出しようか。

 ま、地道にこなしていくしかないのである。
 

2000/08/03 (木)
 

 セットアッププログラムはかなり難航しているようで、一台OSが壊れた。聞くところに寄ると前回も一台壊して、OSの再インストールをする羽目になったらしい。手伝ってやりたいけれど自分の方も見事に難航していて逆に手伝って欲しい位なので、適当にアドバイスするくらいでお茶を濁す。

 家の近くに夜中2時まで営業している書店があって、朝出社してその日のうちに帰宅することのない生活を送っている今の状態ではなかなか重宝するように見えるのだけれど、コミックと雑誌しか置いていないのであまり利用することがなかったりする。その店が一風変わっているのは数ヶ月前の雑誌も売っている点だ。この間などは、2日後に最新号が発売されるというのに2ヶ月前の「SFマガジン」が売られていて、今月は早く出版されたのかと思い危うく買いそうになってしまった。

 「犬あそび」 一條 裕子
 しばらく見ないうちに絵柄が変わってしまって、だいぶ記号化されてしまってきている。このまま進んでいって欲しくはないなぁ。
 

2000/08/02 (水)
 

 完成させたプログラムのセットアップ用プログラムを作っていて何やらうまくいっていないようなので手伝ってやる。セットアッププログラムってのは奥が深いし、やっかいで面倒なんだよなぁ。

 有名な小説になると、色々な場所で紹介されたりして目にする機会が多いので、読んでいなくても読んでしまったかのような気にさせられることが結構ある。そんなわけで名作と呼ばれる作品でも実を言うと読んでいないものが結構あったりするのだ。天藤 真の「大誘拐」もそのうちの一冊だったりする。こちらの方は映画の方も先に見てしまったのでなおさらである。
 これじゃいかんということで「大誘拐」 天藤 真 購入。
 「ベスト・ミステリ論18」 小森 収 編
 弁当を食いながらとりあえず、若島 正の「明るい館の秘密」を読むが、目から鱗が落ちる思いをする。
 今年の秋ごろ、都筑 道夫の「推理作家が出来るまで」が単行本化されるらしい。楽しみである。
 

2000/08/01 (火)
 

 徹夜組が多かったせいで、朝出社すると床の上でうつろな目をしたままボーっとしている人間がちらほらと見られる。あまり見慣れたくはない光景だ。一番コンピュータに身近な業種の一つなのだけれど、コンピュータの性能が良くなったり、進化したりしたとしても一番その恩恵にあやかれない業種だと思うのである。徹夜はしなかったものの三時くらいまで仕事していたのでやたらと眠い。でも遊んでいてその時間まで起きていても一向に平気なんだけどね。
 少し前に仕事を手伝ってくれた他の会社の子が、今月いっぱいでその会社を辞めるという話を聞く。少し悲しくもあるが、まぁ、まともな人間だったら辞めるだろう。手伝ってくれたもう一人の子は体壊して血尿出したし…

 「永遠の森 博物館惑星」読了。
 主人公の境遇というか、様々な部分が今の自分とオーバーラップする面が多すぎてなかなか物語りを楽しむことができなかった。うーん、読む時期が早かったのかもしれないなぁ。ゆとりができたら改めて読み直したいと思う。
 

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