Byroad Of The Alpha Ralpha Boulevard I Loiter
道草するアルファ・ラルファ大通りの脇道________________[八月後半]
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2000/08/31 (木)
 

 久しぶりに朝から雨。昼近くになって止み始めたので、よかったなぁと思いながら仕事していて、さぁ飯でも買いに行くか!と窓の外を見ると外は大雨…1時過ぎまで待ってみたけれど止む気配がないまま、背に腹は変えられず、勇気と気力を振り絞って雨の中外に出かける。まぁたまにはこんなこともあるさ。

 さすがはYAHOOと名がつくだけあって後発雑誌とはいえどもあなどれない。やっぱりメジャー紙「YAHOO Internet guide」
 雑誌に載っていたのでダウンロードしましたと言うメールが結構届いてくる。

 「YASHA」 8巻 吉田 秋生
 「BANNANAFISH」の日本版的だなぁと思っていたら「BANNANAFISH」での登場人物が出てきて、まぁ、単なるサービスかもしれないけれど、これからどんな展開になっていくのか楽しみ。
 「月下の棋士」 29巻 能條 純一
 「20世紀少年」 3巻 浦沢 直樹
 「昴」 2巻 曽田 正人 購入

2000/08/30 (水)
 

 もうじき8月も終わりというのに数ヶ月前と比べて何一つ変わってないというか、むしろ悪くなっているような気がする。仕事は全然減らなくって、増えていく一方なのである。ま、それはとりあえず置いといて。

 「シャカリキ」 全7巻 曽田 正人
 この人の漫画は「め組の大吾」から読だしたので、それ以前の作品は読んだことがなかった。前作のこれがワイドコミックが発売されたので読み出したんだけれど、扱う題材が違っても、テーマというか、この人の描きたい事って同じなのがよく判る。多分、今連載中の「昴」も同じ方向性を持っているんだろう。というわけで、「め組の大吾」の方を先に読んでしまうとオーバーラップする部分が多すぎて今ひとつ楽しめなかった。というか「め組の大吾」が面白すぎたから仕方ないだろうね。

2000/08/29 (火)
 

 今月はどういうわけか、自作ソフトが二つばかりYAHOO Internet guideとDOS/V POWER REPORTに紹介されることになった。どちらも三年ほど前に作ったものなので、今更という気もしないでもないけれど、掲載されるとたいていの場合、掲載誌を送ってくれるので、掲載願いのメールが来たときは脊髄反射的に許可の返事をだすことにしている。しかしYAHOO Internet guideは掲載誌を送るようなことをやっていないようで、どうでもいいやと、返事は書かないでいたのだけれど、返事が無い場合は許諾としてしまうらしく、書店により発売されたばかりの雑誌を見るとしっかり紹介されていた。
 家に帰ると、DOS/V POWER REPORTが送られてきていて、なかを見ると、雑誌の他に携帯用ストラップまで入っていて、YAHOO Internet guideとは雲泥の差、やるじゃないかインプレス、っていうか我ながら物に弱いなぁ。
 ちなみに掲載されたのはどちらも時計ソフト。まぁ時計ソフトなんて機能が沢山付いていても、その機能を使う事なんて殆ど無いし、どちらかと言えば一発芸の部類だと思うわけで、デザインが面白ければそれで良いのである。そうなると面白いデザインが浮かんだら先に作ったもの勝ちというわけ。

 本日の購入本
 「赤い予言者」 オースン・スコット・カード
 以前、買い逃してしまっていたので、見つけて購入。しかしこのシリーズ、続きが翻訳されるのだろうか?
 「鵺姫真話」 岩本 隆雄
 「星虫」に続いてようやく出たというか、このくらいのペースで次も出てくれるとありがたいんだけれど、さすがにそれは無理か。

2000/08/28 (月)
 

 ここのところ更新が滞ってます。ってまぁそんなことはどうでも良く、「影が行く」 中村 融 編 購入
 表題作の「影が行く」だけが目的て買ったのだけれど、これがなかなかどうして、ジャック・ヴァンスやタイムリーなことにキース・ロバーツやらと豪勢なラインナップ。
 「影が行く」の解説にはムードとサスペンスで読ませる作風と書かれているけれど、異星人を捜し出す展開の部分はやはりキャンベル流の論理展開があって思わずにやり、やっぱりキャンベルはキャンベルなんだよなぁ。結構改変しているのだろうと思っていた、カーペンター監督の「遊星よりの物体X」は結構原作に忠実だのがわかって、好きな映画なだけにちょっと嬉しくなる。でもラストは違うけど。
 ディックの短編は脳天気な宇宙飛行士達の会話が、後からじわりじわりと怖さを呼び起こしてくれるけれど、語り口を少し変えれば、ブラッドベリが書きそうな話。
 SFを読み始めた頃は読む本全てが恐くって、タイトルや表紙の絵だけ見ても恐かった、ってそれって単に自分が人一倍恐がりだったせいかもしれないけれど、よく考えれば、人類が滅亡の危機に瀕していたり、あっさり滅亡してしまったりと、そんなお話であれば恐いに決まっているのであって、そういう怖さの部分が、自分にとってのセンス・オブ・ワンダーな部分だったのだろうと思う。ホラーSF傑作選を読みながらも、殆ど怖さを感じないでいる自分が少し悲しくなる。
2000/08/26 (土)
 

 細かな仕事を一手に行き受けてしまったので、とんでもなく忙しくなってしまった。心を鬼にして、「出来ないものは出来ないんだぁ」と言えばいいのだけれど、面と向かって頼まれると、気が付くと引き受けてしまっている。つーか、心の中では「引き受けちゃ駄目だ、引き受けちゃ駄目だ」ともう一人の自分が叫び続けているんだけれど、口から出てくる言葉は「何とかしよう」
 言ったとたん思いっきり後悔する。

 「SFマガジン 10月号」は70年代特集。選ばれている作品の三分の一近くが「サンリオ系」の為か、50年代、60年代とは違って独特のカラーがある。70年代のSFはサンリオが一手に引き受けていたと言ってしまってもいいのかもしれない。そう考えると70年代SFは欠落しているってことか。
 「魔法探偵、総員出動!」 ロバート・アスプリン 購入
 今回は主人公スキーヴとオゥズが登場しないらしい。このシリーズ、何にも考えずに気楽に読めるから好きなのだけれど、未訳の在庫がわずかになってしまったとは…
 1年に2冊邦訳されていた事を考えれば仕方ないんだけどね。

2000/08/22 (火)
 

 まだまだ実用的な物が出来上がるまでの道のりは遠いのだろうけれど、量子効果を利用した演算の確認ができたってのは量子コンピュータへの道のりが一歩先へ進んだってことで、うれしいことであります。

 と、うれしいニュースもあれば、「MOTHER3」が開発中止というような悲しいニュースもあったりして、まぁここ数年ゲームなんてろくにしなかった、っていうかゲームに割ける時間が殆どなくってやらなくなってしまったわけだけど、発売されていたら買ってただろうことを思うと少し寂しい気分にもなったりします。しかし6年間も一つの物を作り続けるという作業は想像を絶する物があるのだろうね。

 本日の購入本
 「黒い天使」 コーネル・ウールリッチ
 黒衣の花嫁、喪服のランデブー、黒いアリバイ、黒いカーテンと、他のBlackシリーズは文庫化されているのに、これだけポケミスのみってのは何か意味があるんだろうか、って何も意味なんて無いのかもしれない。
 「セントラル・パーク事件」 クレイグ・ライス
 ビンゴとハンサムのシリーズも文庫にはなっていないなぁ。

2000/08/19 (土)
 

 20台ほど減ったとはいえ、計160台ほどのPCのセットアップは11人がかりでも大変でした。ずらりと並んだPCの山はある意味壮観だったけれど、しばらくすれば「お腹いっぱい、もう結構」と言った気分になってくる。
 モニターは液晶だったし、PCも小さかったので運ぶ分には楽だったけど、同じ作業を繰り返していると何度か意識が朦朧となり、正しい設定をしていても正しいのかどうか判断つかなくなったりして正しい作業をしているのか不安にかられる。まぁ、何はともあれ終わらせることが出来たのでめでたしめでたし。

でも2度とやりたくない

 「エヴァンゲリオンの夢 使徒進化論の幻影」 大瀧 啓祐 購入
 こちらも心してかからないと何だかゲップが出そうな程の中身の詰まり具合である。

2000/08/17 (木)
 

 休みの間に積読本を消化しようと思っていたけれど、結局駄目でした。お客さんから「夏休みはゆっくり休めましたか」と聞かれるけれど、「あはははは」笑うしかないっす。

 昼休みにみんなで、テレビで紹介されたというラーメン屋に行くけれど、まぁこんなところかってな感じで、別段まずくはないけれど取り立てて自分の好みの味でもないので偶に行くのにちょうど良いといったところでした。ともあれいつもはコンビニかほか弁のどちらかだったから食事の選択肢が増えたのは儲け物。しかしライスは電気釜のスイッチが入っていなかったらしく冷め切っていてまずかったっす。気づけよ店の人。っていうか途中で気づいてスイッチ入れてたけど。

 今週末は180台のPCセットアップという大仕事が控えていて、もちろん一人でやるわけじゃないのだけれど、他の人たちは一日で終わらせれると考えている様子で、うーん、ほんとに終わるのか。1日で…

2000/08/16 (水)
 

 今日は結局電話がかかってきて、仕事をする羽目に…はかない夏休みでした。

 よくよく考えてみても、考えてみなくても、今現在いわゆるIT産業のまっただ中で仕事をしていて、最新情報を仕入れたり、最新技術を身につけたりするのはもの凄く大変なわけであります。いっそのこと技術の進歩が3年くらいストップしてくれたりすると非常に助かるんですが、こればっかりは仕方がない。晴耕雨読の牧歌的な生活が無性にしてみたくなる現実逃避モードにちょっと突入中。

 「パヴァーヌ」をようやく読了。
 30年も前の作品だから古めかしいのは仕方ない、っていうか出た当時読んでいたら、ここの部分はこう感じていただろうな、などとメタ的な読み方をしてしまう自分が腹立たしい。読む時期を逃してしまった作品だと実感してしまう。しかしそんなすれっからしになってしまったSF者でも、最終章になれば「あぁSFを読んでいて良かった」と思うくらいの感動がある。

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