Byroad Of The Alpha Ralpha Boulevard I Loiter
道草するアルファ・ラルファ大通りの脇道________________[九月前半]
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2000/09/14 (木)
 

 思わず寝坊してしまったのでいつもより一時間ほど遅れて出社する。8時半に起きた記憶があるのだけれど、気が付いたら10時。

 「監禁」 ジェフリー・ディーヴァー
 「悪魔の涙」をまだ読んでいないと言うのにもう出版されたのでとりあえず購入。「ボーン・コレクター」より落ちるのは判っているけれど、それでも面白いことには変わりないのだろう。
 「殺人交差点」 フレッド・カサック
 噂のみであった幻の一冊。
 「午後の行商人」 船戸 与一
 「砂のクロニクル」以降はあまりぱっとしないとはいうものの、どの作品もはずれが無いという点ではジェフリー・ディーヴァーと同様。
 「涙はふくな、凍るまで」 大沢 在昌
 前作と比べたら少し落ちるという話を聞いたので文庫落ちまで待った。まぁ、前作は面白かったから仕方ないだろう。
 「果てしなき旅路」 ゼナ・ヘンダースン
 こいつが復刊希望第一位とは、意外である。って読んでいなかった人間がいうせりふじゃないんだけれど、それでも意外だ。あ、でも読みたかった作品だから復刊されてうれしいです。
 今月はやけに面白そうな本ばかり出やがる。一体どうしたというのだろう。読む時間が無いことを考えると、これだけ一気に購入すると、ちょっと焦る。

2000/09/13 (水)
 

 少し肌寒くなってきたなぁなどと思っていたら、何のその。まだまだ暑い日々が続いている。通勤途中の楽器店のショーウィンドウに「サボテンダーウクレレ」なる物が飾ってある。サボテンダーはもちろんファイナル・ファンタジーシリーズに登場するあのサボテンダーだ。うーん、ウクレレとサボテンダーって不思議と違和感が無いなぁ。まぁ手足があるから弾き辛いだろうけど。
 先月から出張に行っていた人たちが夜になって帰還する。戻ってきたという方が正しいのだろうけど、当初は4日間だけの予定が、はまりにはまって2週間以上行きっぱなし。地獄から生還したと言った方がぴったりとくる。割と元気そうで何より、久しぶりに社内がにぎやかになる。
2000/09/12 (火)
 

 朝からいろいろと訳の分からないエラーが出まくって四苦八苦する。午後になって落ち着いたので、ようやく本来の仕事に入ることができたのだけれど、夕方から電話がかかりっぱなし。電話ばかり応対していると全然仕事が進まないので、電話で会話しながらも強引にパソコン上で仕事を続ける。多少会話がおろそかになるものの、おおっ、気合いと根性を入れれば結構何とかなるもんじゃないか。
 もちろん会話の大半は記憶に残っていないのだけれど、納得してもらって電話を切っているからまぁいいか。
2000/09/11 (月)
 

 台風のせいで一日中雨。というか雨が降り続いているらしいのだけれど、出社してから一歩も外に出ていないので良く判らなかったりする。もちろん、一歩も外に出ていないからといって監禁されているわけではない。そういえば今月はジェフリー・ディーヴァーの「監禁」も今月文庫落ちする。うーん、うれしいけれど、読む時間を考えるともうちょっと間を開けて欲しいよなぁ。

 Windows 2000のサービスパック1の日本語版がようやく出たけれど、OS丸ごと入れ替えているんじゃないのかと思いたくなるほどファイルサイズがでかい。相変わらずではあるけれど、初っぱなからこれだけでかいと気が滅入ってくる。今回も偶数のサービスパックは役に立たないというジンクスを守ってくれるんだろうか。

2000/09/10 (日)
 

 「グリンプス」 ルイス・シャイナー
ずっと探していて、見つけたときには出版されてから三年も立っている。書店で注文すればもっと早く手に入ったのだろうけれど、そういうことをしないのでいつもこんな感じだ。
 「何かが道をやってくる」 レイ・ブラッドベリ
ブラッドベリと言えばやっぱり短編だよなぁという変な先入観があるせいで、今まで購入するのをためらっていた。ってのは単なる言い訳に過ぎない。「死ぬときはひとりぼっち」が出たときは速攻で買って読んだのだから。
 「肉食屋敷」 小林 泰三
短編四つと量的には物足りないんだけれど、質的には十分面白い。
 「悪魔の涙」 ジェフリー・ディーヴァー
ワシントン市長宛に2000万ドルを要求する脅迫状が届く。身代金が支払わなければ午後四時、午後八時、午前零時に無差別殺人が行われる。無差別殺人を行うのは脅迫者とは別の人間、脅迫者が連絡を取らない限り、時間が来れば無差別殺人が自動的に行われる。そして脅迫者は脅迫状を出したところで車にはねられ死亡してしまう。手がかりは脅迫状だけ…あらすじを聞いただけでワクワクしてくる
 「ボーン・コレクター」と同様、相変わらず物語の展開が早いジェフリー・ディーヴァーの新作

 ますますもって積読が増えるのだけれど致し方ない。

2000/09/09 (土)
 

 月曜日締め切りの広告デザインをしなければいけないので出社して作る。事前に二つばかり作って置いたので、余分なデータを消してシェイプアップさせて体裁を整えるが、ここのとことプログラミングばかりしていたせいでどうも気に入らない。更にもう一つデザインしてみて、とりあえず質より量でごまかす。
 沢山作っても採用されるのはひとつだけなのだが、まぁ後は野となれ山となれ。
2000/09/07 (木)
 

 突如としてadobeのIllustrator 9.0が欲しくなり、パソコンショップへ買い物をしに行く人間に買ってきてくれと頼む。我ながらもの凄い衝動買いである。結局売っていなくて買わなかったのだけれど、こういう衝動買いのチャンスを逃すともう買わない様な気がして仕方ない。っていうか、macromediaのFlashも来月にバージョン5.0が発売されるので、こっちの方を買ってしまうだろう。
 それにしても対して使ってもいないのに次々と新バージョンが出るんだよなぁ。
2000/09/06 (水)
 

 夜になると千円以下の値段のメニューが見あたらなくなるうどん屋が、昼飯時には手頃な値段のランチメニューを出していると言うことを聞き、早速行ってみる。種類が豊富じゃないのが難点だけれど、味は結構いける。帰り道、改めて注意して見てみると、夜は居酒屋だけれど昼飯時はランチメニューを出している店があったりして、昼飯のバリエーションが増えてめでたしめでたし。
 会社のエレベータの所で親戚の叔父さんとばったり遭遇する。まさかこんな所で出会うとは思ってもいなかったのでびっくり、叔父さんの方も同じく驚いた顔をする。世の中狭いものである。

 「世界酔いどれ紀行 ふらふら」 田中 小実昌 購入
 旅行に出かけることは殆どしないのだけれど、旅行記を読むのは結構好きだったりする。
 気が付けば、この人が亡くなってもう半年が過ぎている。同じく、この日記のような物を初めてから半年が過ぎた。まぁ、大したことを書いているわけじゃないんだけれど、いやぁ、結構続いているねぇ。

2000/09/05 (火)
 

 日中はまだ少し暑いものの、昨日から少し肌寒くなってくる。それまでの暑さとはうって変わって、風が心地よい。一年の内で一番好きな季節がやってきた。

 昼休みに書店によると、東京創元社が100年フェアをやっている。
 「渚にて」 ネビル・シュート 購入
 SFを読み始めた頃、破滅物ばかり選んで読んでいたときがある。いや別に、世界が破滅して欲しいとか、人類が滅亡して欲しいなどと思っていたわけじゃないけれど、SFの醍醐味みたいな物が、破滅物SFの中に一番よく感じられたせいなのかもしれない。そんな中でいつか買って読もうと思いながら買う機会を逃し続けてきて、大きな声では言えないけれど、今まで読んだことが無かったっす。まぁ、地味なお話だから仕方なかったかもしれないけれど、読むタイミングがなかなか見つけられなかったことも、また確か。でも今が読む時期に丁度良いのかは判らない。
 「コルト拳銃の謎」 フランク・グルーバー 購入
 これは、名のみ知っていて見かけたことがなかったもの。

 買ってきた本を机の上に置いておいたら、「いつもいつもそんなに買い込んで、死ぬまでに絶対読み切れないんじゃないの」と言われる。大きなお世話だが、いやまったくもってその通りです。

 深夜になって雨が降り出し始める。

2000/09/04 (月)
 

 出社してメールチェックをしていると、システムのエラーメールが届いていやがる。夜間に自動で動かしている処理が何らかの原因で正常に終了しなかった場合にこのエラーメールが届くのだけれど、重大な問題が発生してエラーになったわけでは無いだろうと思っていたら、甘かった。
 何が原因なのかまでは突き止めることができたのだけれど、どうすれば正常に戻るのかさっぱりわからない。結局復旧させることができたのだけれど、まるまる一日がつぶれる。さらにだめ押しでサーバーの一部の設定が何故か初期値に戻ってしまっている。泣きたくなるような一日だった。
2000/09/03 (日)
 

 積読本の消化

 「ぼくらは虚空に夜を視る」 上遠野 浩平 読了。
 冒頭のブラウンの「天の光はすべて星」からの引用で虜にされてしまったせいか、途中まで凄いアイデアだと読みながら思っていたんだけれど、よく考えれば「マトリックス」なんだよなぁ。っていうか、「マトリックス」以前にもあったアイデアだけれど。
 徳間書店が再びSFに力を入れ始めたようだけれど、どうなることやら。デュアル文庫第2弾として「おもいでエマノン」が出るけれど多分買ってしまうんだろう。

 買ったまま積読状態だった「冥王と獣のダンス」 上遠野 浩平 読了。
 あまり期待していなかったのだけれど、思っていたより面白い。「ぼくらは虚空に夜を視る」と「冥王と獣のダンス」、虚空牙を中心とした新しいシリーズになるのだろうか?

 「鵺姫真話」 岩本 隆雄 読了。
 妖怪物かと勝手に想像していたら、良質なタイムトラベル物。大好きな「マイナス・ゼロ」や「輪廻の蛇」と同じ香りのするお話だったので、ものすごく久しぶりに懐かしい世界に触れた気がする。眩暈がするほどのタイムパラドックス物って少なくなってきているんだよね。

2000/09/01 (金)
 

 仕事で高速を飛ばして清水市へ向かう。体力のない身にとっては往復わずか200Km程度のドライブもきついっス。おまけに清水市に入ってからは土砂降りの雨。体力使った後は、現地で知力を使うことになるのだけれど、事前に準備をしておいたおかげで順調とまではいかないものの無事作業終了。ひさびさに背広を着て出社するので、皆が皆、特異な目で見るのだけれど、昔は毎日背広を着て仕事してたんだってば。

 「20世紀少年」は、ここにきて一気に話が加速し出す。最後に新たな謎の男が登場するが、話はバンコクへと移っていくのだろうか。
 うって変わって「昴」はやっぱり話が加速しすぎ。昴の小さい頃から描かれているのに、突然そこで描かれなかったエピソードをだされてもなぁ。でも、その部分をとりあえず気にしなければ、このテンションを維持したまま進んで行くのも面白いかもしれない。

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