悪漢と密偵さん経由で青空文庫で小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」が公開されたことを知る。
作業が行われていることは知っていたけれども、いやまさか本当にブラウザー上でこいつを読むことが出来る日が来るとは思ってもなかったよ。しかし考えてみると、こいつをパソコン上で読もうなどと思う人間は既にこの本を読んだことがある人間だけなんじゃないかって思うわけで、未読の人がこいつをパソコン上で読み切ることができるのかちょっと気になったりもします。印刷してから読むって手もあるけど。
作中のしっかりと図版もしかる場所に表示されているのでこいつの公開に関係した全ての人に惜しみない拍手を送りたいと思います。
実際に読むかどうかは別として一度は目にしておく価値はある奇書ですなあ。
で、奇書といえば……。
スタニスワフ・レム著 / 沼野 充義〔ほか〕訳
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