コニー・ウィリス著 / 大森 望編訳
コニー・ウィリスと聞いてもあまりワクワクしないのはコニー・ウィリスの小説からあまりセンス・オブ・ワンダーを感じないからで、コニー・ウィリスが駄目というよりも単に自分とは合わない作家だというだけなんだよなあ。
というわけで、『最後のウィネベーゴ 』も半ば義務感にとらわれるような形で読んだわけですが、ワクワクしないからといってつまらなかったわけではなく、いつも通り面白かったわけですよ、これが。というか悔しいぐらいに作者に翻弄されました。
しょっぱなが「女王様でも」で、なんなんだろうこれは。というかいやこのテーマをこれだけ軽く書けてしかもコメディにしてしまうってのは凄いよほんと。
その次の「タイムアウト」は、こういう話が好きじゃないのでちょっとつまらなかったけれど、次の「スパイス・ポグロム」でコニー・ウィリスに脱帽。悔しいぐらいに面白い。もっともちょっとハイテンション過ぎるのでもう少しテンションが低い方が好みではあるけれども。
で、コメディが続いた後に唯一シリアスな表題作「最後のウィネベーゴ 」。最初はいきなり過去のシーンになったりして取っつきにくかったけれども、終盤になってそれらが全て集まって全体像が見えた瞬間、この話を読んでよかったと思ったものです。ワンダーはやっぱり感じなかったけども。
というわけで、『最後のウィネベーゴ 』も半ば義務感にとらわれるような形で読んだわけですが、ワクワクしないからといってつまらなかったわけではなく、いつも通り面白かったわけですよ、これが。というか悔しいぐらいに作者に翻弄されました。
しょっぱなが「女王様でも」で、なんなんだろうこれは。というかいやこのテーマをこれだけ軽く書けてしかもコメディにしてしまうってのは凄いよほんと。
その次の「タイムアウト」は、こういう話が好きじゃないのでちょっとつまらなかったけれど、次の「スパイス・ポグロム」でコニー・ウィリスに脱帽。悔しいぐらいに面白い。もっともちょっとハイテンション過ぎるのでもう少しテンションが低い方が好みではあるけれども。
で、コメディが続いた後に唯一シリアスな表題作「最後のウィネベーゴ 」。最初はいきなり過去のシーンになったりして取っつきにくかったけれども、終盤になってそれらが全て集まって全体像が見えた瞬間、この話を読んでよかったと思ったものです。ワンダーはやっぱり感じなかったけども。
コメント
最後のウィネベーゴ
コニー・ウィリス, 大森望編
最後のウィネベーゴ
「最後のウィネベーゴ」
コニー・ウィリス・著/大森望・訳&編
河出書房新社・出版/奇想シリーズ
『今回は、犬も勘定に入れないといけません』
ちょっと変わったSFを独自の編集で日本オリジナルバージョンで
河出