ヴォネガット死去。言及するつもりはなかったけれども公式サイトが泣けたので。特に「Jr」が付いているあたりは。
- 著 こうの 史代/
- 販売元/出版社 双葉社
- 発売日 2007-03-12
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チェックし忘れていて書店で見かけて驚いたのがこうの史代の「街角花だより」。当分新作なんて出ないだろうと高をくくっていたのが失敗でしたよ。
もっとも中身の方はといえば完全な新作というわけではなく、十年前のデビュー作とそのリメイクという変わった構成。デビュー作が明石版、リメイクの方が日和版と名付けられてはいるけれども、まあそれほどたいした違いはない。と書くと何だか語弊があるような気もする。デビュー時から完成度が高かったと見るか、十年経っても変化があまりないと見るか……。
大きな違いはないけれども、比べてみればそこには確かな違いは見つかるわけで、その違いというのはやはり作者の十年という歳月の重みでもある。しかし、そんなことは考えずにここは気楽に読むのが一番なのかも知れない。
で、今回も装丁が凝っていて、花屋が舞台だけあるせいかカバーにラップ紙と呼ばれる包装紙が使われている。そしてその裏面を表にしてカバーとしているのだ。なんか変な模様が浮き出ているなあとおもってカバーをめくって裏を見たとたんに思わずにやりとしてしまった。
さすがチラシの裏に漫画を書く作者だけのことはあるなあ。
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