- 著 アーサー・ブラッドフォード/
- 販売元/出版社 角川書店
- 発売日 2007-09
SFマガジンに掲載されたことがあったので、しかも翻訳は小川隆だったしで、てっきりSF作家だと思いこんでしまっていた。
で、実際のところはSF作家でもなくって、まあ単に不思議な話を書いているというだけで、しかも作家として活躍をしようと思っているわけでもなく、後は長編が一作書くことができればそれでいいなあなどと思っている人らしい。
そんな感じの人が書く話がどんな感じの物なのかといえば、ああなるほど、そんな感じの人が書く話だった。
何かに熱中するわけでもなく、真面目に働くわけでもなく、かといってまるっきり働かないわけではなく、お金が無くなったら働くというレベルだ。ひねもすのたりのたりかなといった塩梅で、とりとめもない話ばかりなのだけれども、かといってつまらないのかと言えばそうでもなく、では面白いのかというとそうでもない。
「ドッグズ」のような親子四代に渡る奇妙な話もあるのだけれど、それ以外はそれほど不思議なことは起こらない。しかし、作中で流れる時間の流れ方、漂う空気感が読んでいてなんとなく面白いのである。



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