2001年から2010年にかけて日本で出版された、著者がSFだと思う本に関してのブックレビューで、前半五年分は『現代SF1500冊 回天編』と重複している。しかしそんなことは気にならないのは自分の記憶力のなさかもしれないが、覚えていたとしても半分が新しいのであれば別に気にはならない。
しかし、昔はこういうガイドブックがとても重宝していたのだけれども、今ではネット上でめぼしいサイトを定期的に巡回すればある程度は出版されるSF系の本は知ることができるので、ガイドブックを手に入れても昔ほどワクワク感は少なくなってしまった。とはいえ、SFとなのって出版される本はともかくとして境界線上の本となると見逃していることも多く、そういう見逃していた本を発見する楽しさはまだまだ残っている。
ジョン・C・ライトの『ゴールデン・エイジ』の書評は読んでいて笑えたのだが、自分はどうだったのかと昔書いた記事を見直してみたらもっと笑えた。と、自分の感想と比較してみるとなかなか面白かったのだけれども、著者も書いているように、全てのSFを網羅しているわけではないのが残念。ジョン・コートニー・グリムウッドの『サムサーラ・ジャンクション』やケン・マクラウドの『ニュートンズ・ウェイク』があってニール・アッシャーの『超人類カウル』がなかったりするのはなんでだろうかと思った。
『21世紀SF1000』大森望


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