ホッチキスの針

ホッチキスって僕は一年に一度くらいしか使わないうえに、その時に使う針の数も20針もあれば充分なので、手元にある針の在庫状況を見てもこの先数十年分くらいはある。ひょっとしたら死ぬまでに使い切ることなどないくらいなので、こんなことを考えなくてもいいのだけれど、それでも考えてしまうのは針の必要のないホッチキスが欲しいということだ。
自分では使う機会はほとんどないのにそれでもホッチキスのことを考えてしまうのは、ホッチキスで止められた冊子などを貰う機会が、特にダイレクトメールなど、多いせいもある。ほとんどの場合、中身を見ることもなしに捨てるのだけれども、その際に僕はホッチキスの針を取り除いて、つまり分別して捨てているのだ。で、これがなかなかめんどくさい。
なので、針の必要のないホッチキスがあればと思うのだが、もちろん文房具を調べてみれば針の必要のないホッチキスというのは存在していて僕がよく行く書店の文房具のコーナーにも幾つか売られている。しかし、そのどれもが枚数制限があってせいぜい10枚程度なのである。で、10枚程度だと、僕が一年に一度使う時の用途には使えない。
もちろんもっとよく探せば僕の用途にあった枚数に対応した針のないホッチキスがこの世に存在しているのかもしれないけれど、そもそも、針の在庫は充分にあって、そこまでして探さなければいけないほど困ってもいない。
というわけでもやもやした気分のまま僕はダイレクトメールを閉じたホッチキスの針をちまちまと外す作業をしてるのだが、僕の住んでいる地域ではゴミの場合、ホッチキスの針は分別して捨てる必要がないということをつい最近知った。
さらに言えば、古紙回収の際にはこのホッチキスの針はついていてもかまわないのである。
もう少し早く気がつけばよかったと思う。

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