銃座のウルナ 2

1巻はなかなか刺激的な一冊だった。女性でありながら、スナイパーとして辺境の地で、そこに住む蛮族ヅードの侵略を防衛する任務につく主人公。
とそこまでは珍しい設定では無いのだが、蛮族ヅードの造形が異形で衝撃的だ。その衝撃さは実際に読んでみてもらうしかないのだが、コミュニケーションすら不可能ではないかと思わせる蛮族ヅードに対して、1巻の終盤で起こる出来事はさらなる衝撃で、2巻が出るのが楽しみだった。そうこうしているうちに3巻も出てしまったが、それはさておく。
1巻のラストのその衝撃に対してはそれはまだ謎のままとしてしばらくは引き伸ばされていくかとおもいきやそのまま直結して合理的な解釈が行われる。しかし、なぜそのようなことが行われているのかというところまでは明らかにはされない。謎は解き明かされていくが明かされていくたびに新たな謎が生まれていく。
その一方で、辺境の地という、大きな物語の流れからは外れた場所での物語という点で、補給物資すらままならない、情報ですらまともに入ってこないという閉ざされた空間でのもどかしさと、何が起こっているのかわかりようもないという不安が物語を支配している。

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