今月の気になる本

文春文庫『錆びた滑車』若竹七海
文春文庫『片桐大三郎とXYZの悲劇』倉知淳
ハーパーBOOKS『悪の猿』J.D. バーカー
竹書房『竜のグリオールに絵を描いた男』ルーシャス・シェパード
新潮文庫『工場』小山田浩子
東京創元文庫『王とサーカス』米澤穂信
角川文庫『ヒキコモリ漂流記 完全版』山田ルイ53世
早川書房『七人のイヴ 3』ニール・スティーヴンスン
ハヤカワ文庫HM『第四の扉』ポール・アルテ
ハヤカワ文庫epi『ブラッド・メリディアン』コーマック・マッカーシー
東京創元推理文庫『悪意の夜』ヘレン・マクロイ
東京創元推理文庫『猫のまぼろし、猫のまどわし』東雅夫編
小学館文庫『ファイアマン 上下』ジョーヒル
小学館文庫『抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた』辻原登
先月は小説、といっても短編ですがそれを書いていたせいでいつにもまして本が読めませんでした。余暇として使うことのできる時間というのはこれ以上増やせないので書けばその分、読む時間は削られていきますね。で、問題の小説の方は完結させたのでじゃあ読む方に専念しようと思ったのですがまたしてもちょっとネタが浮かんできてしまいました。どうせ本を買っても積読になってしまうのであればいつもどおり気になる本は買って、積読にしてしまおうという気構えのほうが楽なのかもしれません。
『錆びた滑車』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『悪の猿』『竜のグリオールに絵を描いた男』は先月から延びたものです。たぶん、今月は出ることでしょう。
小山田浩子の『工場』と米澤穂信の『王とサーカス』は文庫化です。
文庫化といえばポール・アルテの『第四の扉』も何故か文庫化されます。ポケミスで出たのが2002年ですから16年経ってようやく文庫化なんですが、また新たに新作が翻訳される布石みたいなものなんでしょうか。
と思っていたら「名探偵オーウェン・バーンズ」シリーズが全作刊行されるらしいです。
六冊の長編と四作の短編、続々刊行ということですからすごいですね。
東京創元社からはヘレン・マクロイの未訳がまた一冊でます。この勢いで未訳作品はすべて翻訳させるんでしょうかね。
『猫のまぼろし、猫のまどわし』は東雅夫によるアンソロジーです。幻想系主体になると思いますが、猫のアンソロジーは定期的に出ますね。だったら犬のアンソロジーもそろそろ出てもいい気もしますが。
小学館文庫からは短篇集『約束よ』と中篇『抱擁』を合本にした、辻原登の『抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた』が出ます。こちらは楽しみです。
続いて漫画です。
少年チャンピオン・コミックス『AIの遺電子RED QUEEN(2)』山田胡瓜
アフタヌーンKC『寄生獣リバーシ(1)』岩明均/太田モアレ
ビッグコミックス『新九郎、奔る!(1)』ゆうきまさみ
サンデーGX『薄花少女(5)』三浦靖冬
アフタヌーンKC『ヴィンランド・サガ(21)』幸村誠
イブニングKC『五佰年BOX(4)』宮尾行巳
電撃コミックスNEXT『銀河の死なない子供たちへ(下)』施川ユウキ
今月の怒涛のラッシュに比べるとずいぶんと少ないです。
三浦靖冬の『薄花少女』は五巻でとうとう完結です。少女になってしまったばあやさんはもとの老人に戻るのでしょうかそれとも、戻らないまま終わるのでしょうか。悲しい終わり方になりそうな気もしますので読む前から不安です。
施川ユウキの『銀河の死なない子供たちへ(下)』も下巻が出ます。上巻は買ってあるのですが下巻が出たら一気に読もうと思って待っていたので、これでようやく一気に読むことができます。

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