『ダンジョン飯 7』九井諒子

当初の目的であるレッドドラゴンを退治したあと、今後の展開はどうなるんだろうかという一抹の不安があったけれども、杞憂にすぎなかった。
それまでのダンジョンだけの世界からダンジョンの外の世界が描かれて一気に物語の世界が広がって、そんなことをしてしまうと収集がつかなくなるんじゃないかと思ったが、そんなことはなく、広がっていった世界に合わせて次から次へと追加されていく様々な情報をしっかりとした手綱さばきで抑えて、なおかつシリアスなだけではなく当初からのギャグも盛り込んで、予想外の話を繰り出してくる。
今回はダンジョンの主である狂乱の魔術師の過去のエピソードが描かれて、ああ、やっぱりこの漫画はウィザードリィがベースになっているんだよなあと、ニヤニヤとしてしまう。
しかし比較的シリアスなエピソードでありながらも、その途中でミノタウロスを乳牛代わり家畜として育てているという絵面での笑いもあったり、よくこんなことを思いつくなあと感心してしまう。
最後の一コマが思いっきり次への話への強烈な引きとなっていて、続きが早く読みたくなる。

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