ガラスのなかの少女

ガラスのなかの少女
ジェフリー・フォード著 / 田中 一江訳

コメント

  1. アイスクリームの帝国〜ジェフリイ・フォード?

    あなたにとって,吹き消したバースディケーキの蝋燭の匂いなど珍しくもないものだろうか。ぼくにとっては,ヴァイオリンの低音弦を弓で弾くような音が,その香りが占めるはずの座を奪っている。…アコースティック・ギターの音色は,ぼくの目のまえに黄金の雨のように見える。ちょうど頭のすぐ上の高さから落ちてきて,ぼくの太陽神経叢のあたりで消える。

  2.  いやいや,「アイスクリームの帝国」とは,全く雰囲気が違うような感じですねえ。文学的香りの強い人かと思っていたのですが。まあ,文才がある人は,何でも,器用にこなせるということでしょうか。

  3. Takeman より:

    いや、所々やはり幻想系の人だなあと思う部分があったりするので、雰囲気そのものはそれほど変わってはいないんですよ。
    ただ、やはり話そのものは違う方向へ向かってしまっているというか、ただ者じゃない感じですね。

  4. SummonersTales より:

    [読了]ジェフリー・フォード、田中一江『ガラスのなかの少女』と教養小説

    世界幻想文学賞にノミネートされた『シャルビューク夫人の肖像』の著者の作品で、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞を受賞したのが本作である。 詐欺師のシェル、そのパートナーのアントニー、そしてメキシコ不法移民のディエゴの3人は、金持ち相手のインチキ

タイトルとURLをコピーしました