終末のフール

終末のフール
伊坂 幸太郎著

コメント

  1. kazuou より:

    ぼくもこの作品読んでいて、マシスン『終わりの日』を思い出しました。短編ひとつひとつだと、巧いけれどそんなでもないな、という感じでしたが、連作の重層効果で、読み終わったときは、かなり満足感が得られました。
    社会の混乱が一通り収まった後の世界、という設定もなかなか良かったと思います。個人的には混乱の真っ最中を描く破滅SF風の展開も非常に好きなのですが。
    そういえばマックス・エールリッヒの『巨眼』という作品が、やたらと設定が似てるんですけど、作者はたぶん読んでないですよね。

  2. Takeman より:

    マックス・エールリッヒの「巨眼」なんて、凄いもの読んでますね。私もこれ、名のみしか知らないんですが、作者の年齢的に言って読んでないんじゃないでしょうか。

  3. あなたも滅んでみませんか −破滅SFの愉しみ−

     先日、伊坂幸太郎『終末のフール』(集英社)という作品を読みました。これ、すでにお読みの方もいるかと思いますが、隕石が地球に衝突して、人類滅亡が確実視されるようになった世

  4. kazuou より:

    こちらもTBさせていただきました。
    僕は海外ものに偏ってるので、Takemanさんが挙げておられる、日本の作品は全然読んでないんですよね。小松左京クラスだと別だけど、日本人がこの手のジャンルを書くと、どうもこじんまりしてしまうような気がして。まあ偏見ですが(笑)。
    『終末のフール』は、もう設定を聞いただけで買いでした。もし現実にこういう事態が起こったら、こういう風になるのかもなあ…と思わせてくれるような、妙なリアリティに感じ入りました。

  5. Takeman より:

    人類が滅亡してしまうものは破滅SFというよりも終末SFとしたほうがいいのかもしれませんねえ。
    私も「終末のフール」は設定だけで買いましたよ。

  6. TK.blog より:

    「終末のフール」 伊坂幸太郎

    『終末のフール』
     著者:伊坂幸太郎
     出版社:集英社
     
    <簡単なあらすじ>
    「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」…

  7. TKAT より:

    こんばんは。
    内容を全く知らずに手に取ったのですが、世界が破滅したり人類が滅亡する系の話は好きなので面白く読めました。
    私も最終話の「深海のポール」は好きですね。息子に投げかける最後のセリフも泣かせますが、子どもの無邪気なセリフも対比してて良かったな~。
    伊坂幸太郎は初めて読んだのですが、違う著書も読んでみようかなと思います。

  8. Takeman より:

    TKATさん、こんにちは。
    終末までの小康状態という設定は前例がいろいろとあるのですが、伊坂幸太郎らしいうまいところを突いてきた感じですね。
    この本が楽しめたのであれば、他の作品も楽しめると思います。

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