今月号のSFマガジンは600号の記念特大号だというのに意外とワクワクしない内容。
コニー・ウィリス、イーガン、ラファティ、G・R・R・マーティンなどと、翻訳短編のラインナップメンバーとしては充実しているんだけれどもこのあたりの作家ならば、いずれ短編集が出そうな作家ばかりなので有り難みがあまりありません。それだったならばむしろ短編集など出そうもない作家の短編を載せてくれた方がうれしいんだけれども懐古趣味に走ってしまいすぎるのもどうかと思うのでまあ仕方ないか。
それはさておき、オールタイムベストの方も八年前の前回と余り変化が無くちょっと拍子抜け。新しめの作品がベスト10内にもう少し入るかと思っていたのですが、クラッシックはさすがに強いなあ。もっとも、ベスト50まで範囲を広げてみると結構バランスはとれていそうな気もします。海外長編部門の8、9、10位を占領してしまった「ハイペリオン」はどうかと思うけれども。
しかし一番驚いたのは読者側投票数の少なさです。メールでも受付可能だったので数多くの参加者がいるのかと思ったんですが、意外と皆さん参加しなかったんですね。
SF評論賞の方は特別賞の内容がものすごく気になります。掲載してくれれば良かったのに。
コニー・ウィリス、イーガン、ラファティ、G・R・R・マーティンなどと、翻訳短編のラインナップメンバーとしては充実しているんだけれどもこのあたりの作家ならば、いずれ短編集が出そうな作家ばかりなので有り難みがあまりありません。それだったならばむしろ短編集など出そうもない作家の短編を載せてくれた方がうれしいんだけれども懐古趣味に走ってしまいすぎるのもどうかと思うのでまあ仕方ないか。
それはさておき、オールタイムベストの方も八年前の前回と余り変化が無くちょっと拍子抜け。新しめの作品がベスト10内にもう少し入るかと思っていたのですが、クラッシックはさすがに強いなあ。もっとも、ベスト50まで範囲を広げてみると結構バランスはとれていそうな気もします。海外長編部門の8、9、10位を占領してしまった「ハイペリオン」はどうかと思うけれども。
しかし一番驚いたのは読者側投票数の少なさです。メールでも受付可能だったので数多くの参加者がいるのかと思ったんですが、意外と皆さん参加しなかったんですね。
SF評論賞の方は特別賞の内容がものすごく気になります。掲載してくれれば良かったのに。
コメント
SF評論賞の特別賞,確かに気になります。
“長崎県の深堀町を「ペリー・ローダン」に結び付けようとして全身全霊をかけて誤読し,かなりの程度それに成功している”,“圧倒的な反則技自体が前代未聞の迫力を醸し出す異色評論”となれば,受賞作よりも興味がわきます。
なんかすごい逸材かも。
ちょっと探してみたらご本人のサイトが見つかりました。まだ読んでいませんが、問題の評論も掲載されております。
http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/appleseedcyberlabo/eid/1472