あさの あつこ〔著〕
さて、いよいよ野球の試合が始まると思って読み始めたら…始まっていません。何だか変だなと思いながら読み進めているといつの間にか終わっていました。もっともその後で時間軸がさかのぼって野球シーンが始まるのですが、すぐに終わります。そこでようやく表紙の絵が彼であることに納得がいきました。
しかし驚いたのは主人公の交代。いや主人公はあくまで巧のままなのだろうけれども、この巻ではほとんど脇役に近い扱いで、他の人間が主体で物語が進んでいきます。もっとも今回は豪くん挫折の巻なので主人公の性格上、主人公主体では話が全く進まなくなってしまいそうなので仕方ないところでしょうか。
扱いにくそうなこの主人公を作者がどのようにしてねじ伏せて物語を進めていくのかという部分を楽しみにしていたので、それをうまいこと交わされてしまったのがちょっと不満です。
続きが気になりますが、五巻目が文庫化されるのをのんびりと待つことにしましょう。
おまけの短編は、巧が三歳の時の話ということだったので、三歳児の視点での話なのか!と思っていたら、おじいちゃんの話でした。当たり前か。
それにしてもこの短編の方はもう児童文学じゃないな。
しかし驚いたのは主人公の交代。いや主人公はあくまで巧のままなのだろうけれども、この巻ではほとんど脇役に近い扱いで、他の人間が主体で物語が進んでいきます。もっとも今回は豪くん挫折の巻なので主人公の性格上、主人公主体では話が全く進まなくなってしまいそうなので仕方ないところでしょうか。
扱いにくそうなこの主人公を作者がどのようにしてねじ伏せて物語を進めていくのかという部分を楽しみにしていたので、それをうまいこと交わされてしまったのがちょっと不満です。
続きが気になりますが、五巻目が文庫化されるのをのんびりと待つことにしましょう。
おまけの短編は、巧が三歳の時の話ということだったので、三歳児の視点での話なのか!と思っていたら、おじいちゃんの話でした。当たり前か。
それにしてもこの短編の方はもう児童文学じゃないな。
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