モナリザミステリー

ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」が日本でも売れまくっているようで、テレビでも特番をやっていたりとちょっとしたモナリザブームというかダ・ヴィンチブームといったところです。
よくもまぁ上下巻のあんな分厚い本を読むもんだなぁと、とても本好きには思えないこと書いてますが、興味のない本に関してはそんなものです。
ちょうどタイミング良く、モナリザの置いてあるルーブル美術館でも「モナリザの間」というのが新しく出来て、今後はそっちに置かれるようになるそうです。
去年ルーブル美術館に行った時、モナリザも見たのですが、ガイドさんに連れられていきなり殺風景な小部屋に入ったので、休憩室かなんかだと思っていたら、そこがモナリザのある部屋でした。
「あそこにあるのがモナリザです」と指さす方向を見ると、人だかりの山。みなさんカメラを持った手を上げて盛んに写真を撮っています。
カメラのフラッシュも盛んです。
モナリザはガラスの向こうなのでフラッシュを焚けば写りません。
さて、ガイドさん。他の絵と同様、モナリザの説明をしてくれるかと思いきや「この部屋にはモナリザを見ている人をねらったスリがいますから注意して下さい。私は次の部屋にいますので5分たったら来てください」といって去っていきました。
スリを警戒しながら、人だかりの山に飛び込む気力もなかったので遠くから写真を一枚だけ撮ってとっとと次の部屋へと行きました。
現実の世界には夢も浪漫もありません。
誰がスリなんだろうかというミステリーはありましたけど。

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