来月の気になる本

中公文庫『カンブリア 邪眼の章』河合莞爾
中公文庫『愛のようだ』長嶋有
創元推理文庫『湖の男』アーナルデュル・インドリダソン
創元推理文庫『短編ミステリの二百年2』チャンドラー、アリンガム他
早川書房『月の光 現代中国SFアンソロジー』ケン・リュウ編
ハヤカワ文庫JA『7分間SF』草上仁
ハーパーコリンズ・ジャパン『嗤う猿』J・D・バーカー
創元SF文庫『ナインフォックスの覚醒』ユーン・ハ・リー
河出文庫『白の闇』ジョゼ・サラマーゴ
小学館文庫『彼女の知らない空』早瀬耕
ちくま文庫『悪意銀行』都筑道夫
理論社『オオカミの時間: 今そこにある不思議集』三田村信行
創元推理文庫からはアーナルデュル・インドリダソンの<エーレンデュル>シリーズの四作目が文庫化されます。北欧ミステリですが、あまり身近な国ではないアイスランドという国が舞台でその国の社会を写すミステリです。
早川書房からはケン・リュウによる現代中国SFアンソロジーの第二弾『月の光 現代中国SFアンソロジー』がでます。ここしばらくは中国SFが翻訳されていますが、これが単なる一過性のブームだけで終わってはほしくないですね。
『5分間SF』で久々に本が出た草上仁ですが今度は『7分間SF』という題名で第二弾、といっていいのかわかりませんが、またしても出ます。この次は『9分間SF』になるのかな、雑誌に掲載されたまま本にまとまっていない作品がまだまだ多数あることを思うとこのタイトルはちょっと失敗じゃないかという気もするんですが。まあそれはともかくどんどんと出してもらいたいものです。
前作『悪の猿』で度肝を抜いたJ・D・バーカーの続編『嗤う猿』がとうとう出ますね。シリーズ化してしまうとつまらなくなってしまう可能性もあるのですが、特にあの終わり方では、なんだけれども、それでもまだ楽しませてくれそうです。
ある日突然失明する原因不明の病気が蔓延してしまったディストピア小説『白の闇』が文庫化されますね。まさか文庫化されるとは思っていませんでした。
早瀬耕の新作『彼女の知らない空』は小学館文庫からでます。「いつの間にか、私たちは戦争に加担している。」という一文が気になりますね。
続いて漫画です。
少年サンデーコミックス『双亡亭壊すべし(16)』藤田和日郎
ヤングジャンプコミックス『ゴールデンカムイ(21)』野田サトル
イブニングKC『インハンド(3)』朱戸アオ
イブニングKC『水溜まりに浮かぶ島(1)』三部けい
モーニングKC『ランド(10)』山下和美
ビッグ コミックス『バトルグラウンドワーカーズ(4)』竹良実
駒草出版『物質たちの夢』八木ナガハル
ジャンプコミックス『チェンソーマン(6)』藤本タツキ
講談社コミックス『ユグドラシルバー(2)』からあげたろう
藤田和日郎の『双亡亭壊すべし』はいつしか16巻です。中間地点は折り返したと思うので、ここからどう盛り上げてくれるのでしょうか。
野田サトルの『ゴールデンカムイ』も続きますね。まだまだ終わりが見えないです。
三部けいの新作『水溜まりに浮かぶ島』が出ます。『夢で見たあの子のために』がまだ連載中だというのに、といっても過去においても複数の連載をこなしていましたから、特別すごいというわけではなくもともとすごいのですけれども、新作の方も楽しみです。
八木ナガハルの新作が駒草出版から出ます。『物質たちの夢』です。
講談社コミックスからはからあげたろうの『ユグドラシルバー』2巻目です。作中の設定だと3巻くらいで終わってしまう気もするんですが、まだ楽しませてくれそうです。

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