ブログの記事を書くときに僕は原則として言葉を略さないことにしている。
なので、携帯は携帯電話と書くし、スマホはスマートフォンと書く。
何故略語を使わないのかといえば、言葉は略してしまうと意味が変わってしまうからである。携帯は携帯電話と書こうが携帯と書こうが同じではないかという意見もあるかもしれない。しかし、携帯ならばまだしもケータイとなると雰囲気が変わる。ある種の軽さが出てくるし、スマホに関しても、スマホだとスマートフォン単体だけを指すだけでなく、それに付随するものも含めた意味合いを感じさせる。つまり略すとある種の意味が付加されるのだ。そしてその付加された意味は僕にとってはじゃまになる。携帯電話、スマートフォンと書いたほうが意味としては無機質で、それ以外の意味合いを感じさせない。僕にとってはそのほうが使いやすい。
しかし、なんでもかんでも省略しないのかといえばそうでもなく、テレビはテレビでテレビジョンとは書かない。このあたりは自分でも矛盾しているなと思う部分もあるのだが、今の時代、テレビをテレビジョンと書く人は殆どいないだろうし、テレビ番組をテレビジョン番組と書く人もいないだろう。だったら、スマートフォンもスマホでいいのではないだろうかと思うこともあるのだが、スマホという言葉はまだ新しい言葉だ。いずれスマートフォンという言葉もスマホという言葉に取って変わられる時代が来るかもしれない。
突き詰めていくと境目が曖昧になっていくのだが、つまるところ、略した場合と略さない場合とで意味が異なるのではないかと感じる場合に僕はその言葉を使い分けているにすぎないのだろう。
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