頼まれていた服を持って面会に行く。
のだが、持っていった服はどうやら妻が希望していたものとは違っていた。
妻の様態はあまり変わりがないようだ。喋り方が弱々しいというかおとなしいけれども、それが薬の副作用なのか、意識的にそうしているのかは判断できないが、妻いわく、朝のほうが具合はいいらしい。薬の副作用で便秘気味でそれは入院当初からそうであり、それが妻の悩みと苦痛の一つだったが、今日は大丈夫だったらしい。それでも下剤を飲むとそわそわする感じが強まるので飲むのが辛いと言う。下剤でそうなるというのは不思議な気もするので別の薬と勘違いしているのかもしれないのだが、どちらにせよこのそわそわする感じというのは副作用なのでどうにか解消できないものかと思う。
先週末から一時間だけだが病棟を出ることができるようになったので、一階まで降りて、そこにある自動販売機で暖かくて甘い飲み物を飲むのが楽しみだと少し笑顔で言う。こういう笑顔が少しづつ増えてくるといいなと思う。
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