創元推理文庫

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『殺人者の空 山野浩一傑作選Ⅱ』山野浩一

著: 山野 浩一販売元/出版社: 東京創元社発売日: 2011/10/28Amazon/bk1『鳥はいまどこを飛ぶか』を読み終えて、少し時間をおいて読もうかと思ったのだが、続けて読むことにした。山野浩一のこれだけの分量の作品を一気に読むとい...
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『鳥はいまどこを飛ぶか 山野浩一傑作選I』山野浩一

著: 山野 浩一販売元/出版社: 東京創元社発売日: 2011/10/28Amazon/bk1買ってからしばらく積みっぱなしにしてあったのだけれども、あまり長いこと積みっぱなしにしておくとそのまま読まずに済ましてしまいそうな気配がし始めたの...
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『予期せぬ来訪者』木村二郎

著: 木村 二郎販売元/出版社: 東京創元社発売日: 2011/11/29Amazon/bk1第一作の「ヴェニスを見て死ね」が物語が始まってすぐに、主人公ヴェニスが事務所にいるところで拳銃で撃たれるという派手な場面から始まったので、一つの話...
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『ヴェニスを見て死ね』木村二郎

著: 木村 二郎販売元/出版社: 東京創元社発売日: 2011/11/29Amazon/bk1読み始めて、この小説の雰囲気はどこかで前に読んだことがあるような気がしたと思ったら、矢作俊彦の『マンハッタン・オプ』だったことに気が付いた。『マン...
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『大きな森の小さな密室』小林泰三

小林泰三の論理が炸裂する短編集だ。ほとんど全て、対話によってのみ物語が進んでいく。ミステリではあるけれども、そこで起こる事件そのものはそれほど重要でもなく、論理を語る為の手段にすぎない。事件を解決するためにデータを集め論理的な思考を行うので...
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『TOKYO BLACKOUT』福田和代

基本的に電気は溜めることができないということがどういうことなのかがよくわかる話だった。もちろん少量ならば蓄電池という方法で溜めることはできるし、大規模な蓄電であれば揚水発電という方法もある。しかし、ひとつの電力管内において一日に必要な電力量...
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『探偵術マニュアル』ジェデダイア・ベリー

ハメット賞受賞ということでミステリ寄りかと思っていたのだけれども、期待したような内容ではなかったのでちょっとがっかり。これだったらミステリのレーベルよりも帆船マークの方で出した方がよかったかも。降り続ける名もない都市、探偵そしてその探偵を統...
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『聖域』大倉崇裕

僕は登山にはほとんど興味が無いし登ったことがあるといえば伊吹山の山頂遊歩道ぐらいなのだが、山岳小説は嫌いではない。山岳ミステリーというと僕の中では真保裕一の『灰色の北壁』が記憶に新しいが、古い記憶を遡ってみると『ホワイトアウト』も山岳ミステ...
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『函館水上警察』高城高

江戸という時代が終わり、明治に切り替わって、それから二十年以上が経過した。舞台は北海道、函館。この本を読むと、当時の函館がかなり世界に開かれていたことを知って驚く。東京から遠く離れた場所で、こんな世界があったのだ。海外の外国船が行き交う函館...
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『踊るジョーカー』北山猛邦

長編と比べるとインパクトが薄れてしまうのは短編だからというよりも、世界一気弱で引きこもりがちな人物を探偵に持ってきたせいだろう。気弱で引きこもりがちな友人が推理の才能を持ち合わせていることに気がついた語り手の作家によって、名探偵として活躍さ...
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