新潮文庫

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『遠くの声に耳を澄ませて』宮下奈都

著: 宮下 奈都販売元/出版社: 新潮社発売日: 2012/2/27Amazon/bk1『スコーレNo.4』が書店員によるツイッターのつぶやきで増刷がかかりヒットしたとき、読んでみようかという気持ちはあったけれども、別にあわてて読むこともな...
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『それはまだヒミツ 少年少女の物語』今江祥智編

編: 今江祥智販売元/出版社: 新潮社発売日: 2012/1/28Amazon/bk1子供のころから本を読むのが好きだったが、子供のころは児童文学と呼ばれるものは読まなかった。まあ、いきなりSFとミステリの洗礼を受けてしまったのでそれはそれ...
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『龍神の雨』道尾秀介

著: 道尾 秀介販売元/出版社: 新潮社発売日: 2012/1/28Amazon/bk1「添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を...
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『螻蛄』黒川博行

著: 黒川博行販売元/出版社: 新潮社発売日: 2012/1/28Amazon/bk1<疫病神>シリーズの四作目。一作目の『疫病神』が新潮社、二作目の『国境』が講談社、三作目の『暗礁』は幻冬社ときたのだが、四作目は新潮社に戻った。一作目の『...
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『ザ・ベストテン』山田修爾

著: 山田 修爾販売元/出版社: 新潮社発売日: 2011/12/24Amazon/bk1インターネットが広く普及して、マス・メディアに対する依存度は大きく減少した。情報を得るための手段が多様化したということは良いことでもあるのだが、どうで...
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『叛旗は胸にありて』犬飼六岐

著: 犬飼 六岐販売元/出版社: 新潮社発売日: 2011/9/28Amazon/bk1主人公は、主君が跡取りに恵まれず、その結果お家断絶となったために浪人生活を強いられることとなった武士。当初は再仕官を目指して就職活動をしたものの、さして...
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『エージェント6』トム・ロブ スミス

だいぶ甘く、そして切ない話だ。『チャイルド44』の時の殺伐とした情況と比べると、ソビエトという国そのものも変化をし殺伐さが薄れてきたせいか、主人公も感傷的になっている。妻をスパイとして告発しようとしたり、自分は本当に妻を愛しているのだろうか...
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『生、なお恐るべし』アーバン・ウェイト

なんだか異様に出版社が一押ししていて、こういう場合、騙されてがっかりする可能性も高いけれども、文庫本だし、タイトルからしてなんだか謎めいていて興味をそそるし、まあ騙されてもいいかと思って読んでみた。で、読み終えてみるとなんとも形容しがたい話...
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『未見坂』堀江敏幸

わたしが初めて読んだ堀江敏幸の小説は『雪沼とその周辺』だった。そこに書かれたひとつひとつの言葉は読むたびに私の体の中にするりと入り、そして静かに消えていく。そんなちょっと不思議な感覚を得る小説だった。小説だけではなく、堀江敏幸が書いたエッセ...
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『デンデラ』佐藤友哉

佐藤友哉が「姥捨て」というものをどういう風に書いたのかちょっとばかり期待をしたけれども、姥捨てという初期設定が同じだけで『楢山節考』とはまったくの別物であり、何をどんな風に書いたとしても佐藤友哉の小説に変わりはなかったので楽しめた。リアリテ...
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