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『幕末一撃必殺隊』永井義男

松本次郎がコミカライズした『いちげき』のほうを先に読んでいて、そちらのほうはまだ連載継続中で完結していないのだけれども、原作のほうは一冊で完結しているのでちょっと気になって読んでみた。で、読んでみると、漫画版のほうが最終的にどういう展開にな...
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『大誘拐』天藤真

天藤真の代表作といえばこの『大誘拐』なのだけれども、今まで未読だった。先に映画を見てしまったというせいもあるけれども、映画化される前から知っていたし、天藤真の他の作品は読んでいたので、読まず嫌いだったという理由が大きい。そもそも、ミステリは...
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『冬の終わり、青の匂い』百名哲

なんとなくタイトルに惹かれて買ってみた。冒頭の「ばかねこ」はこの著者のデビュー作なのだけれども、これが実に良い。主人公は女子大生。アパートで一人暮らしをしているがそんな彼女の部屋に友人たちが遊びに来る。その中のひとりは彼女が密かに想いをよせ...
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『バトルグラウンドワーカーズ 1』竹良実

『辺獄のシュヴェスタ』が評判がよくっていつかは読まないといけないなあと思いつつ手を出さないままで、その後読み切りで発表された中編「不朽のフェーネチカ」が単独で電子書籍化されたのでそちらのほうは読んだのだけれども、たしかに面白い話を描く作家だ...
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『手塚治虫アシスタントの食卓』堀田あきお/堀田かよ

手塚治虫に関するエピソードを漫画化したものはたくさんあってそれぞれ視点が異なるので同じエピソードが描かれていても面白いのだが、それでもさすがに目新しさはなくなってきた気もする。しかしこの漫画は手塚治虫のアシスタントの視点で手塚治虫自身のエピ...
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『マグネット島通信』伊藤正臣

タイ語の翻訳の仕事をしていた主人公が仕事の契約を打ち切られてしまったために親戚のつてを頼ってとある島に移住してきたところから物語は始まる。その島ではときどき謎の金属片がみつかる。四角や三角あるいは星型と何かの部品のようで、しかしその島ではそ...
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『伊藤典夫翻訳SF傑作選 最初の接触』

マレイ・ラインスターなんて、なんと懐かしいのだろう。といってもラインスターの作品はあまり読んでいなくて僕が読んだとはっきりと言えるのは「最初の接触」と「時の脇道」ぐらいだ。「最初の接触」はファーストコンタクトテーマの嚆矢といわれるし、「時の...
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『お聖どん・アドベンチャー』田辺聖子

いまのところ唯一読んだことのある田辺聖子の小説。そもそもSFやミステリが好きでそれ以外の小説には殆ど見向きもしなかった僕がこの本を手にとったのはタイトルが『お聖どん・アドベンチャー』だったからに他ならない。僕の好きな映画のひとつ『ポセイドン...
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『大丈夫。世界は、まだ美しい。』荒井瑞貴

基本的にはこの手のものは読まないのだが、webで公開されていたものをうっかり読んでしまってそのまま買ってしまった。フィクションではなくノンフィクションであり作者の体験した出来事をもとにしたエッセイ漫画だ。中身よりもタイトルに惹かれたという理...
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『トマト・ゲーム』皆川博子

作者名を伏せたまま文章を読んで、作者名を当てるということが出来るほどの本読みではないが、作者によっての文章の違いというのはある程度わかる。どうように、どんなに内容が面白くても文体が合わないという作家の本もあって、そういう場合は読むのに少しば...
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