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『夜歩く』横溝正史

角川映画が『犬神家の一族』を映画化して横溝正史ブームを巻き起こした頃まだ僕は小学生で、本格ミステリ小説を読むといったことはしていなかった頃だが、横溝正史ブームはそれからしばらく続き、本格ミステリ小説を読むようになって、横溝正史の作品もいくつ...
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『抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた』辻原 登

中編「抱擁」と短編集『約束よ』をカップリングして一冊にしたもの。ということでお得なのだが、この短編集の中に『遊動亭円木』の主人公、遊動亭円木が登場する話が3編あって、あいにくと僕は『遊動亭円木』を読んでいないのでおもしろさが理解できたのかは...
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『レイリ 6』

もう少し続くかと思っていたが6巻で完結した。これまで敵と戦って戦って最後には死にたいといっていた主人公レイリが前巻で生きたいと決意をし、そこから物語は大きく動いていくのだろうと思っていたが、しかし史実では武田信勝は16歳で亡くなっており、そ...
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『BEASTARS 13』板垣巴留

学校をやめて社会人となった主人公レゴシ。祖父の訪問から祖父と現在のビースターとヤフヤの関係が明らかになったりといろいろと新しい展開になったが、今回はこれまで描かれることのなかった海洋生物の存在があきらかになる。まあ、当初はそこまで考えていな...
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『ダンジョン飯 7』九井諒子

当初の目的であるレッドドラゴンを退治したあと、今後の展開はどうなるんだろうかという一抹の不安があったけれども、杞憂にすぎなかった。それまでのダンジョンだけの世界からダンジョンの外の世界が描かれて一気に物語の世界が広がって、そんなことをしてし...
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『ヒッキーヒッキーシェイク』津原泰水

いつものごとく買ったまま積読にしてしまっていたのだが、作者と版元との間で問題が起こって、文庫本は別の出版社で出ることになった。もちろんそれ自体にたいしてはどうこう言うつもりはないのだが、僕が買ったのは電子書籍版のほうなので、権利関係の問題で...
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『キリングゲーム』ジャック・カーリイ

ジェフリー・ディーヴァーは、どんでん返しが鼻につき始めてしまったのと、面白いけれどもボリュームがありすぎるせいで読まなくなってしまったが、ジャック・カーリイはディーヴァーと比べると完成度という点では少し落ちるかもしれないけれども、完成度は二...
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『衝撃波を乗り切れ』ジョン・ブラナー

『衝撃波を乗り切れ』は『Stand on Zanzibar』、『The Jagged Orbit』、『Sheep Look Up』に連なる系譜の中で唯一翻訳された小説だ。ヒューゴー賞長編小説部門を受賞した『Stand on Zanzibar...
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『原始惑星への脱出』ジョン・ブラナー

ジョン・ブラナーの翻訳された本は今となってはすべて絶版、と思えばなんのこと、オンデマンド出版ではあるが一冊だけ現在でも入手可能な本があります。それがこの本『原始惑星への脱出』で、読書意欲を減退させるけばけばしい表紙の久保書店のSFノベルズで...
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『星は人類のもの連盟』ジョン・ブラナー

ジョン・ブラナーを読みたくなったので未読の中から『星は人類のもの連盟』を手に入れて読んでみた。ジョン・ブラナーは日本ではあまり翻訳に恵まれていない作家で、最高傑作といわれている『Stand on Zanzibar』が未訳であることがたまに言...
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