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巨神計画

突然ポッカリと空いた穴の奥底に巨大なロボットの手の部分が見つかる。どうやらこのロボットは幾つかのパーツに分解され地球上に点在しているらしい。いち早くその存在を見つけたアメリカ合衆国は、ひそかにこのロボットのパーツを探索し回収しようとする。そ...
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ロッタレイン

松本剛の作品は読んだことがなかったが、今回の作品『ロッタレイン』はちょっと気になっていた。電子書籍で本を読むようになってから、収納場所の悩みが無くなってしまったので買う本の量が増えた。しかし読むスピードも増えたわけではないので必然的に読んで...
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怒り

北欧ミステリはもう嫌になるほど翻訳されているが、それ以外の英語圏外の国のミステリとなるとあまり翻訳されていない。ポーランドの作家というと真っ先に思い浮かぶのはスタニスワフ・レムで、世界でも有名な作家だけあって日本でもかなりの本が翻訳されてい...
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人形は指をさす

あるアパートの一室で天上からつるされた一体の遺体が見つかる。その遺体は6人の体から切り取られた人体で構成されていた。つまり、頭、両手、胴体、両足のそれぞれが異なる人の体の一部なのだ。そして吊るされた遺体の腕はその部屋の窓越しに見える主人公、...
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13・67

香港の歴史を遡るようにして語られる連作短編。どの話も密度の濃いアクロバティックな真相でこれだけでもお腹がいっぱいになるのだが、最終話にはやられた。それまでの設定を手玉に取るかのような構図で、最終話を読み終えると最初の話を読み返したくなるとい...
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我らコンタクティ

僕が小学校に上がったあたりの頃までは、人類は月まで行って月面上を歩いて、そして再び地球まで戻るということを行なっていた。いまは地球の周りを回る程度で、もちろんそれはそれで凄いことなんだけれども、それでも地球以外の星の上を歩くか歩かないかとい...
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息子と狩猟に

妻がある時、動物虐待のニュースを見て憤っていた。何らかの事情で買うことができなくなってしまった犬を里子として引き取った人物が、実は虐待目当てで引き受けていて、引き取った犬を虐待して死なせていたというニュースだ。妻が怒る理由もよく分かる。しか...
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銃座のウルナ 4

前巻までの戦場とはうって変わって平穏な地での物語。そもそも前巻までの表紙は上下が黒い帯状となっていたのに対してこの巻は青を背景とした表紙。といっても単純な青ではないが青は空であり湖でもある。蛮族ヅードの殲滅戦が終わり、主人公ウルナはその後別...
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しまなみ誰そ彼 2

今回は、女装するのが好きな小学生の男の子が主人公と関わってくる。女装が好きだからといって、必ずしもトランスジェンダー、自分の性別に違和感を感じているというわけでもない。そして男の子が好きなわけでもない。女性ばかりの家で育った彼だが、そのせい...
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レイリ 3

順調に3巻が出た。既に4巻も出たのだがまだ読んでいない。主人公、レイリは武田信勝の影武者として生きていくこととなるのだが、いくら容姿がそっくりとはいえ、レイリは女の子、信勝は男の子である。互いが成長して大人になるにつれて影武者としての役目を...
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