histoire

histoire

追憶の夜想曲

弁護士版ブラック・ジャックとも呼ばれる<御子柴>シリーズの二作目。しかし、ブラック・ジャックに例えられるけれども、前作では死にかけるし、そもそも作者の弁によれば最初は死なせてしまう予定だったらしく、今作では死にかけることはないけれども社会的...
histoire

人間の尊厳と八〇〇メートル

作者の今までの作風からしてさらにはこの本が東京創元社から出ていてなおかつ表題作が日本推理作家協会賞受賞作とあっては、純粋な本格ミステリの短篇集かと思い込んでしまっていたので読み終えてちょっと驚いた。こんな話も書くんだなあというのが素直な感想...
histoire

柴野拓美SF評論集

僕はSF小説は好きだったけれども、地方に住んでいたせいか、まわりに僕と同じようなSF好きがいなかったせいか、SFファンとしてのファン活動というのは行ったことがない。なので柴野拓美というと、名前こそは知っていたけれども、その名前を知ったのは翻...
histoire

予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖

扶桑社の<予期せぬ出来事>シリーズの三巻は、一時期はリチャード・マシスンとして上がっていた事もあったけれども、伸びに伸びた結果、ロバート・ブロックに変わってしまった。まあ、ブロックならば、マシスンが順当に出たとしてもいずれこのシリーズの一冊...
histoire

銃座のウルナ 3

殲滅戦。前巻の終わりで、軍艦による艦砲射撃作戦が始まることが知らされる。そして3巻では艦砲射撃による番族ヅードに対する一方的な攻撃が始まるのだ。兵士たちは耳につけられた認識票によって、本来は人である蛮族ヅードたちの姿を、異臭をともなった異形...
histoire

創刊700号記念アンソロジー

既読は筒井康隆の「上下左右」と吾妻ひでおの「時間旅行はあなたの健康を損なうおそれがあります」だけで、しかも両方とも読んだのは昔のことなのでその内容をほとんど忘れてしまっていていたので実質的には全て初めて読む作品ばかりだったので、この手のアン...
histoire

春と盆暗

少し不思議なボーイミーツガールの物語。読み始めて、この雰囲気はどこかで読んだことのある雰囲気だなと思ったのだが、なかなかそれがどこだったのか思い出せない。絵柄もどこかで見たことのあるような感じもするのだが、それよりもとにかく、主人公の男の子...
histoire

ヨルとネル

もともとは普通の小学生だったのだが、今は身長11センチの小人。なんらかのウイルスの保菌者ということで追われる身である。そしてこの物語はそんな二人の少年の逃避行の物語だ。しかしそんな設定を除けばいつもどおりの施川ユウキの四コマ漫画なので、基本...
histoire

リロ・グラ・シスタ

隔月で刊行された詠坂雄二の『遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか? 』、『電氣人間の虞』が思いのほか面白かったので、デビュー作である『リロ・グラ・シスタ』も読まないといけないなあと思い、早速書店に向かったのだが、地方の悲しさなのかはたまた...
histoire

ネオ寄生獣

『寄生獣』のトリビュート漫画。過去にもデビルマンのトリビュート漫画があった。この手のアンソロジーはトリビュートする題材をどのように描くかは描く作者に委ねられるので、原作に忠実なものもあれば大幅に改変する場合もあるし、原作がシリアスであっても...
タイトルとURLをコピーしました