histoire

猟人日記

戸川昌子が亡くなった。とはいっても戸川昌子って誰だと思う人も多いだろう。作家活動をしていたのは1980年代付近までだし、全盛期は1960年代から1970年代あたりだろうから、今から50年近く昔のことだ。かくいう僕自身も戸川昌子の小説を読むの...
Vie simple

時を測る

トイレに置いておいた目覚まし時計がとうとう壊れた。僕が結婚する前、以前に勤めていた会社で宿泊を伴う出張があった時に持っていった記憶もあって、それ以上遡ってこの時計に対する記憶は無いのだが、少なくとも20年くらいは使い続けていた計算になるので...
Vie simple

伝説は死なない

体調を崩してしばらく寝込んでしまっていた。途中で、無理をしなければ大丈夫だろうと仕事をしたら、夕方になって高熱がではじめて、無理などしていないはずだったのに、かえってこじらせて長引かせてしまった。早めに治そうと病院へ行って解熱剤をもらって飲...
Vie simple

ガイドブック

昔からガイドブックが好きだった、もっとも、ここでいうガイドブックというのは旅行ではなく本のガイドブックのことだ。最初に買ったのは石川喬司の『SF・ミステリおもろ大百科』(のちに『夢探偵 : SF&ミステリー百科』という題名で文庫化)で、これ...
Vie simple

来月の気になる本

ファミ通文庫『この恋と、その未来。5』森橋ビンゴメディアワークス文庫『犬は書店で謎を解く ご主人様はワンコなのです』牧野修河出文庫『日影丈吉 幻影の城館』日影丈吉講談社文庫『図書館の魔女 3』高田大介講談社文庫『図書館の魔女 4』高田大介講...
C’est combien

菜時記 卯月/丙寅

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。今の状況から劇的に改善されるということなど望むべく...
le neuvième art

週刊 5巻以内で完結する傑作漫画99冊+α 54/99

記事タイトルにひかれて初めてこのページをご覧になった方は、こちらを最初に御覧ください。『夜とコンクリート』町田洋デビュー作の『惑星9の休日』も捨てがたいが、こちらのほうが完成度が高いと思う。一コマにおける空間の取り方が実に気持ちよくってこの...
histoire

宇宙大怪獣ギララ

白山宣之の新刊が出た。もともと寡作なうえに単行本化も熱心でなかったと聞く。そのせいか、メジャーな場所で話題に上ることもなく、マイナーな作家として終わってしまったけれども、それはその作品の良し悪しとは異なる。売れなければダメだという意見もある...
Vie simple

介護と介助

妻が転んで両手を打撲してしまったので、買い物はメニュー構成を大幅に変えなければいけなくなってしまった。両腕とも何かをつかむこともままならないうえに胸よりも上に手を挙げることも傷みを伴うので顔をかくことも困難だ。突如として妻は介護を必要とする...
Vie simple

泣く理由

妻は子供のように泣く。悲しくて泣くときもあれば傷みで泣くときもある。先日、転んだときもそうだった。夜、一緒に歩いていて、隣にいた妻が突然視界から消えた。月がきれいだとはしゃいでいたせいで足元の縁石に気づかずに、そのままギャグ漫画かアニメで使...
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