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『バビロンまでは何光年?』道満晴明

道満晴明版『銀河ヒッチハイク・ガイド』地球は破壊されていて、主人公は唯一生き残った最後の地球人。救命装置で眠っていたところを地球の文化に興味を持っていた異星人に助けられ、それ以降彼らとともに旅をしている。のだが、『銀河ヒッチハイク・ガイド』...
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『別式 5』TAGRO

三巻が出たあたりで作者が、売れ行きが悪いと続きが出せなくなってしまうということをつぶやいていて、世知辛い世の中だなあと思うと当時に、そうかもしれないなあと思った。と書くと随分と失礼なものの言い回しになってしまうが、決してつまらないという意味...
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『キャプテン・フューチャー最初の事件』アレン・スティール

アレン・スティールはぽつりぽつりと短編が翻訳されたっきりで長編や短編集が出ることもなく、ある意味翻訳のエアポケットに陥っている作家だったけれども、ようやく長編が翻訳されることになった。といってもオリジナルではなくエドモンド・ハミルトンの<キ...
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『惑星クローゼット 4』つばな

はたしてこれはどんな物語になるんだと読みながらいろいろと思っていたのだが、おお、そうかそういうことだったのか。ということで読み終えてもう一度1巻から読みなおしてみた。というのもかなり手の混んだ複雑な話で、そもそも1巻からして主人公の視点の物...
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『ピエタとトランジ 完全版』藤野 可織

藤野可織の短編集『おはなしして子ちゃん』に収録されていた短編「ピエタとトランジ」の完全版だ。完全版というのはどこがどう違っているのかといえば「ピエタとトランジ」以降の物語が新たに書き繋がれたということである。藤野可織の小説を読むのは『おはな...
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『Q.E.D.―証明終了― 46』加藤 元浩

Washoe1.9さんからお勧めされたので読んでみました。『Q.E.D.―証明終了―』は評価が高いことも知っていたけれども、僕がその存在を知ったときにはすでに数十巻も刊行されていたので読むのに躊躇してしまい、まあいいかとそれっきりだった。し...
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『BABEL 5』石川 優吾

5巻まで続いたけれどもまだ八犬士は3人しか登場していない。前巻で3人目の八犬士が登場したけれども、彼のいる場所は鹿児島。原作とは随分と舞台が離れるけれども、そもそも最初から原作を大胆に改変しているので、このくらいは問題ない。とはいえ、設定の...
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『天泣のキルロガー』井上菜摘/菅原敬太

何者かに両親を殺され、自分自身も瀕死の重傷をおった主人公はその日から雨の日になると幽霊のようなものが見えるようになる。その幽霊は誰かの背中に張り付いていて、そして張り付く相手はその幽霊を殺した人間だった。つまり主人公は雨の日になると人を殺し...
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『ヒナちゃんチェンジ 2 』梶川 岳

幼馴染の男の子と女の子、ヒナとレンには二人だけの秘密があった。それはお互いの心と体を入れ替えることのできる魔法を使うことができることだった。二人がまだ幼かった頃はお互いを助けるために二人は心と身体を入れ替えるということをしていたが、それはヒ...
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『ルイジアナ杭打ち』吉目木晴彦

偶然、電子書籍化されたタイミングで見つけ、なぜなのかわからないけれどもタイトルに惹かれるものがあったので買って読んでみることにした。タイトルにもなっている「ルイジアナ杭打ち」と「ジパング」という二篇の短編が収録されている。電子書籍なのでペー...
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