ハヤカワ文庫SF

『冷たい方程式』トム・ゴドウィン・他

訳: 伊藤 典夫著: トム・ゴドウィン・他販売元/出版社: 早川書房発売日: 2011/11/10Amazon/bk1単なる復刊かと思っていたら二編以外はまったく異なる収録作となった別物のアンソロジーだったので、旧版を持っている身としてはあ...
講談社文庫

『蛇の王』東郷隆

一冊の本との出会いというのは幸運な場合もあれば不運な場合もある。僕が東郷隆という作家を知ったのは「定吉七番」シリーズを通してであって、「定吉七番」シリーズはイアン・フレミングの「007」シリーズのパロディであったけれども、「007」シリーズ...
漫画

『外天楼』石黒正数

石黒正数の漫画は読んだことがなかったけれども、この漫画は評判がよかったのでシリーズ物ではなく一巻で完結しているし、騙されてもいいかと思い読んでみることにした。いかにして書店でエロ本を買うかということに苦心する少年三人組の購入失敗という発端か...
河出書房新社

『一一一一一』福永信

今年もあと一ヶ月あまりとなって、今年買った本は少しでも今年中に読んでおこうとラストスパートをかけなければいけないと思っているところで福永信の新作がでてしまった。200ページちょっとと薄い部類に入る本なのだけれども、なにしろ福永信の作品だから...
評論社

『信ぜざる者コブナント たもたれた力』

本国ではセカンドシリーズが三作、そしてラストシリーズが現在進行中とコブナントの物語は続いているけれども、日本では残念ながら翻訳される見込みはなさそうなので、日本語で読むことのできるのはこの第三部でお終いとなってしまう。セカンドシリーズが書か...
講談社文庫

『電化文学列伝』長嶋有

「タンノイのエジンバラ」を読んだとき、長嶋有という人は固有名詞を使うのが絶妙にうまいなと感じたのだけれども、それ以降、長嶋有の小説やエッセイを読み続けてきたが、家電製品にこだわりを持っていたということには気づかなかった。なので僕は長嶋有のフ...
創元SF文庫

『時間の種』ジョン・ウィンダム

もう少し翻訳されていたような気もするけれども、この本が日本で翻訳された唯一のジョン・ウィンダムの短編集。ジョン・ウィンダムといえば『トリフィド時代』で『トリフィド時代』で『トリフィド時代』で、後は『海竜めざめる』ぐらい、『さなぎ』も入れても...
光文社古典新訳文庫

『羊飼いの指輪』ジャンニ・ロダーリ

なぜ光文社古典新訳文庫が作者名を省略しているのか、どこかで読んだ記憶があるのだけれども、どこで読んだのか思い出せない。しかし、その時に作者名を省略することに納得したわけではなかったので、いまだにこのシリーズの省略された作者名には不便な思いを...
双葉文庫

『夜明けの空を掘れ』沢村凜

文庫化するにあたって『笑うヤシュ・クック・モ』を改題したもの。マヤ文明に関しての知識があれば「ヤシュ・クック・モ」という言葉にそれほどインパクトは覚えないだろうけれども、でもやっぱり「ヤシュ・クック・モ」ってインパクトがあるよなあ。多分最後...
ハヤカワ文庫SF

『竜の卵』ロバート・L・フォワード

不思議なもので、あまりにも期待感が高すぎる本を手に入れてしまうと、手に入れた時点で満足してしまい、読む気力が無くなってしまうことがある。しかし、必ずそうなるかといえばそうでもないので、多分、期待した内容と実際の内容が異なっていた場合にそうな...
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