講談社文庫

亡霊は夜歩く

亡霊は夜歩くはやみね かおる前作はちょっと物足りなさがあったのだけれども、今回は前作の物足りなさを補ってお釣りが来るくらいでした。今回の舞台は学校、そして文化祭の季節。なんといっても文化祭ですよ、文化祭。主人公たちの通う学校は、文化祭のため...
ホンの話

来月の気になる本 2007/4

かつて「ウィザードリィ」に熱中した身としては何が何でもやらねばなるまいと、「世界樹の迷宮」に熱中してしまったのでなかなか本が読めません。ああ、やっぱりマッピングは楽しいなあと思いつつも増え続ける積読本の山に恍惚と不安を感じつつ、それを横目に...
ハヤカワ・ミステリ文庫

ガラスのなかの少女

ガラスのなかの少女ジェフリー・フォード著 / 田中 一江訳「アイスクリームの帝国」という短編しか読んだことがなかったんだけれども、ジェフリイ・フォードってこんな話も書くんだねえ。幻想系のシリアスな話かと思っていたら、歳をとった主人公が過去を...
富士見ファンタジア文庫

ロケットガール

女子高生、リフトオフ!野尻 抱介著天使は結果オーライ野尻 抱介著私と月につきあって野尻 抱介著<クレギオン>シリーズが復刊したのだからこちらも復刊するだろうと思っていたら、アニメ化に合わせて復刊してくれました。宇宙飛行士というのも馬のジョッ...
河出書房新社

物しか書けなかった物書き

なんでもかんでもSFにするな!って息巻いている人がいるようなんですが、ふと思い出したのがこの言葉。What is S-F? Science Fiction? Fantasy? Yes----and much more.S is for Sc...
青心社

子供たちの午後

子供たちの午後R.A.ラファティ著 / 井上 央訳ロバート・F・ヤングの「ピーナツバター作戦」とともに復刊したラファティのオリジナル短編集ですが、なんといってもラファティの全長編を俯瞰した巻末の解説が圧巻。中身は相変わらずのラファティで、愉...
文春文庫

ジャスミン

週末は更新もしないしネットにもほとんど接続しないので今朝になって週末の異様なアクセス数におどろいたのですが、まあ取り乱さず今まで通り淡々と更新を行いますですよ。このブログでは基本的に月曜から金曜まで、12時30分に新しい記事が更新されます。...
ハヤカワ文庫SF

老人と宇宙

老人と宇宙(そら)ジョン・スコルジー著 / 内田 昌之訳ロバートといえば、シルバーヴァーグでもなく、シェクリイでもなく、ストールマンでもなく、ブロックでもなく、ハインラインだった時がありました。SFを読み始めれば誰でも一度はどっぷりとはまる...
ハヤカワ文庫JA

零式

零式海猫沢 めろん著冲方丁は「マルドゥック・スクランブル」で「圧縮」「燃焼」「排気」という言葉を使っていたけれどもあくまでそれは概念でしかなかった。しかし「零式」では概念としてではなく「圧縮」「燃焼」「排気」するレシプロエンジンが登場する。...
東京創元社

ハンプティ・ダンプティは塀の中

ハンプティ・ダンプティは塀の中蒼井 上鷹著蒼井上鷹の作品を読み始めるのであれば「九杯目には早すぎる」から読むべきなのだろうけれども、いきなりこれから読み始めました。なんだかんだいって、<ミステリ・フロンティア>というレーベルは自分の中ではか...
タイトルとURLをコピーしました