長崎出版

証拠は語る

証拠は語るマイケル・イネス著/今井 直子訳今は無き社会思想社の現代教養文庫から出ていた「ある詩人への挽歌」を読みのがしてしまったことで、出鼻をくじかれてしまったような気がしてなんとなく読まずにきてしまったマイケル・イネスにようやく手を出すこ...
扶桑社ミステリー

キングとジョーカー

キングとジョーカーピーター・ディキンスン著 / 斎藤 数衛訳河出書房新社の快進撃の方が目立ってしまっていて影が薄い気もするのですが扶桑社だってSfファン、ミステリファンのためにがんばってくれています。突然浮上した意外な一冊がこの「キングとジ...
ピュアフル文庫

氷の海のガレオン/オルタ

氷の海のガレオン オルタ木地 雅映子〔著〕つまるところ私は八本脚の蝶にとらえられたままなのである。おそらくはこの先ずっと、この呪縛から逃れられないのだろう。いや呪縛という言い方は少し間違っているのかも知れない。困惑しながらも、私の中の奥底で...
光文社文庫

贈る物語 Terror

贈る物語 Terror過度な期待もせず、未読も多かったのもあって思いの外楽しめました。わりと宮部みゆきのセレクションは自分の好みにあっているのかも。ものすごく久しぶりに再読した「猿の手」は、オチまでわかっているけど、読み返してみるとうまいな...
ホンの話

来月の気になる本 2007/3

「新・地底旅行」奥泉 光 朝日文庫「奇億」小林泰三 角川ホラー文庫「奇妙な幻獣辞典」井上雅彦 角川ホラー文庫「リリアとトレイズ(5)私の王子様(上)」時雨沢恵一 電撃文庫「A HAPPY LUCKY MAN」福田栄一 光文社文庫「語り女たち...
青心社

ピーナツバター作戦

ピーナツバター作戦ロバート・F.ヤング著 / 桐山 芳男編ようやく読めましたよ「ピーナツバター作戦」。ピンク色のかわいらしい判型の本で、もうそれだけでも満足。いやもう中身が面白いかどうかなんて問題ではなく読むことが出来ればいいんですよ、とい...
東京創元社

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説桜庭 一樹著桜庭一樹版「百年の孤独」とでもいいましょうか、実際に描かれるのはその半分の時間なので五十年の孤独になるのですが、「五十年の孤独」じゃあちょっと締まらないなあ。今回も確かに面白いし、凄いんだけど、なんだか限界を見せつ...
ハヤカワ文庫SF

アイアン・サンライズ

アイアン・サンライズチャールズ・ストロス著 / 金子 浩訳前作に比べるとかなり普通のスペース・オペラになっていました。とはいえども、相変わらずメインのネタ以外の部分では遊びまくっているというかふざけすぎ。食人大統領アミンに傾倒し末期梅毒に感...
ハヤカワ文庫SF

夢盗人の娘

夢盗人の娘マイクル・ムアコック著 / 井辻 朱美訳エルリックシリーズはとりあえず「ストームブリンガー」まででいいや、と思っていたんだけども、「夢盗人の娘」は第二次世界大戦前夜のドイツが舞台となりナチスが絡んでくるということだったので俄然と興...
光文社古典新訳文庫

海に住む少女

海に住む少女シュペルヴィエル著 / 永田 千奈訳小学生の頃から本を読むのが好きでしたし、SF小説も好んで読んでいたのですが、SFを沼に例えるとすれば、まだそのころは沼の辺で戯れていた程度でした。そんな私を沼の底まで一気に引きずり込んでしまっ...
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