映画

ガタカ

「ガタカ」を観ました。とりあえずSFサスペンスという程度しか知らず、変なタイトルだなあと思っていたんですが、GATTACAとタイトル表示された時点で、ああ、これって塩基配列だったんだと気づいた瞬間、無条件に急上昇する期待感というものですよ。...
漫画

続 水惑星年代記

水惑星年代記 続大石 まさる「水惑星年代記」で、「少なくとも鶴田謙二よりは沢山漫画を描いてくれそうなので次巻が楽しみというものですよ。」と書いたのだけれども、まさかこんなに早く続きが出るとは思ってもみませんでした。鶴田謙二もまあ、「エマノン...
光文社文庫

贈る物語 Wonder

贈る物語 Wonder久しぶりに式貴士の短編を読み返したわけですが、やっぱりいいなあ。といってもここに収録された「窓鴉」は式貴士のある一面であって、こういう傾向の話ばかりを書いているんだと思って式貴士の作品群を読み進めていくとびっくりするこ...
早川書房

私のハードボイルド

私のハードボイルド小鷹 信光著評論というよりもハードボイルドに捧げた半生記といった感じかな。なのでところどころ話が微妙に脱線したりする部分はご愛敬というというもの。そもそも、日本で初めて「ハードボイルド」という言葉を使ったのは誰なのかという...
富士見ファンタジア文庫

だけど綺麗なものは天国には行けない

煉獄のエスクードARCHIVES貴子 潤一郎著題名がいいなあと思ったら、デヴィッド・ボウイの「The Pretty Things Are Going to Hell」からとった題名だとか。物語の方も題名負けしない程度にいい話でした。短編集な...
創元推理文庫

白銀の聖域

白銀の聖域マイケル・ムアコック著 / 中村 融訳初期の作品らしかったので、勧善懲悪的、単純明快な冒険小説かと思って読んだらやはりムアコック、大違いの内容でした。温暖化ならぬ寒冷化を迎え氷河期時代に突入した未来の地球。文明は衰退し人々は橇と化...
角川文庫

神は沈黙せず

神は沈黙せず 上山本 弘〔著〕神は沈黙せず 下山本 弘〔著〕なんだかと学会の本の小説版を読んだような気分。と学会の本を読んだことがない人にとってはお得なんだけどね。かつて半村良は上手な嘘のつき方として、大部分は真実で構成しほんの少しだけ嘘を...
講談社

愛と癒しと殺人に欠けた小説集

突然音沙汰無しになってしまった都筑道夫の「ポケミス全解説」は二月予定となったみたいだ。この二月ってのが来年なのか再来年なのか、いつの二月なのかはわからんけどな。来年一月にようやく完結するはずの、絵のほうはできあがっているみたいだから大丈夫だ...
漫画

特務咆哮艦ユミハリ(3)

特務咆哮艦ユミハリ 3富沢 ひとし子供の頃に読んだSFというのは怖い話が多かった気がする。まあそれは私が怖がりだったというせいも多分にあるのだけれども、それを差し引いてもやはり子供にとってのSFというのは、受け止められることのできる許容量を...
集英社文庫

サウンドトラック

サウンドトラック 上古川 日出男著サウンドトラック 下古川 日出男著なるほどこれはカラスの物語だったわけですか。前作の「アラビアの夜の種族」が、物語として抜群に面白かったのに対して、この作品は物語の部分が欠落している。タイトルが「サウンドト...
タイトルとURLをコピーしました