早川書房

レベル3

レベル3ジャック・フィニイ著 / 福島 正実訳どこをどう切り取ってもジャック・フィニィ。そんなに昔がいいのか、そんなに此処にいたくないのかと首根っこを捕まえて怒鳴ってやりたくもなる。うーむ、実際問題どうだったんだろうフィニィって人は。そんな...
GA文庫

ジョン平とぼくと

ジョン平とぼくと大西科学著昔々まだblogなんてものが無かった時代、webは今と全然違っていたかといえばそうでもなく、やっていることは同じでした。ニュースサイトはあったし、日記を書いて公開している人はいたし、かく言う私もテキストエディタでテ...
バジリコ

殺しの時間 乱視読者のミステリ散歩

殺しの時間若島 正〔著〕いわゆるブックガイド系の本というのは昔から好きだったのだけれども、最近はあまり読みたいという気が起こらなくなってしまった。読書意欲が減退したからというわけでは無く、あまり必要性を感じなくなってしまったからだ。ブックガ...
早川書房

天涯の砦

天涯の砦小川 一水著小川一水の小説を読むたびにある種のもどかしさを感じてしまいます。根底を流れる思想というか健全すぎる登場人物に対して拒絶感を感じてしまうのです。それば逆に言えば私の方が不健全な思想の持ち主だからということでもあるわけですが...
パルコ

文学賞メッタ斬り!リターンズ

文学賞メッタ斬り!リターンズ大森 望著 / 豊崎 由美著芥川賞・直木賞に関する文章はウェブ上で既読、その量がおおよそ四分の一をしめるので前作よりも文章量が増えているとはいえ、それほどお得感は感じられません。そもそも、あらゆる文学賞をメッタ斬...
光文社

顔のない敵

顔のない敵石持 浅海著<対人地雷>シリーズとデビュー作の短編をまとめた著者初の短編集。ジェフリー・ディーヴァーが短編においてもしっかりとどんでん返しを用意しているのと同様、短編においても石持浅海の持ち味はしっかりと存在しておりました。「水の...
新潮文庫

夜の回帰線

夜の回帰線 上巻マイケル・グルーバー〔著〕 / 田口 俊樹訳夜の回帰線 下巻マイケル・グルーバー〔著〕 / 田口 俊樹訳出版された当時は見送りしていたんだけども、西洋版「ガタラの豚」だということを耳にして俄然読む気力が起こってしまう。舞台は...
本の雑誌社

戦後「翻訳」風雲録

先日、浅羽莢子氏と斉藤伯好氏が亡くなられていたことを知って驚きました。浅羽莢子氏は八月五日で更新が止まったままのご自身のblogがまだ残っていて、何ともいえない気持ちになります。で、今回は翻訳者の話です。戦後「翻訳」風雲録宮田 昇著まず驚い...
漫画

エオマイア

エオマイア 上タカハシ マコエオマイア 下タカハシ マコ隕石が落ちた次の日から、少しずつ人々が行方不明となる。粘液のようなものを残して。そしてその粘液は羊水に似ていた。主人公はこの街に越してきたばかりの女子高生。母親は主人公を産んで亡くなる...
ファミ通文庫

PULP

pulp 1森橋 ビンゴ著pulp 2森橋 ビンゴ著pulp 3森橋 ビンゴ著相変わらずダウナー系のあとがきを書く人ですよ。まあそれはともかく、今回は内容の方も暗い話でライトノベルというジャンルでよくもまあこんな話を出せたもんだとも思うんだ...
タイトルとURLをコピーしました