早川書房

夜の旅その他の旅

夜の旅その他の旅チャールズ・ボーモント著 / 小笠原 豊樹訳昔、村上春樹の『螢・納屋を焼く・その他の短編』を読んだとき、変わったタイトルをつけるもんだと思ったんですが、欧米では別に珍しいことでも無く、短編集に「○○○、その他の短編」とつける...
漫画

日本ふるさと沈没

世間ではスタジオジブリの新作「ゲド戦記」の評判がやけに悪いようなんだけれども、その酷評ぶりを端から見ていてその昔、糸井重里が「Mother」というゲームを作ったときのことを思い出しました。「Mother」の場合は賛否両論で「賛」の部分もあっ...
小学館

日本沈没 第二部

「本棚の中の骸骨」さんのところによるとアンナ・カヴァンの「氷」が復刊するらしい。ブライアン・オールディスが「十億年の宴」の結論的なものとして最後にこの本を取りあげていたことから気になっていた本ではあるけれども、かろうじて十代だった身としては...
新潮文庫

最後の晩餐の作り方

ダン・シモンズの「イリアム」を読み始めました。分厚いとのことでしたが、「エンディミオンの覚醒」より薄かったのでちょっと安心。しかしその後には「カズムシティ」が控えているし、軽そうな内容なので気分転換に丁度いいかなとおもっていた「ティンカー」...
講談社文庫

桜宵

SF界隈では「カズムシティ」と「イリアム」の分厚さが話題となり始めている今日この頃ですが、まだ現物を見ていません。まあ、偶にであれば分厚い本を読むのも良いのですが、読書も体力がいるものですからどちらかといえば薄めの方がありがたいものです。桜...
漫画

城物語

城物語富士 宏まったくもって地味だ。そもそもタイトルからして「城物語」と色気もへったくれれもない。で、肝心の内容のほうだって、当時の騎士たちの生活様式を忠実に描写しようとしたということで、これまたけれんみと言う物が何もない。しかしそれ故に物...
ハヤカワ文庫SF

シンギュラリティ・スカイ

シンギュラリティ・スカイチャールズ・ストロス著 / 金子 浩訳あらすじを読んだ範囲ではこれって、ワイドスクリーンバロックじゃないのかって期待をしたんですが、読んでみると意外とおとなしい展開というかまともに物語が進んでいきます。設定とかは過剰...
角川書店

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人桜庭 一樹著ライトノベルという鞘を完全に抜き払った桜庭一樹は恐ろしくよく切れる刀でした。ここで「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の衝撃性はライトノベルであのような話を書いたからでもあるなどと書いた自分を恥じていま...
扶桑社ミステリー

ポップ1280

ポップ1280ジム・トンプスン著 / 三川 基好訳ノワールは好きじゃないんですがこの本は出た当初、ちょっと気になっていた本でした。さらにはその年の「このミス」で海外部門一位になったりして、気になる度が高くなっていたので文庫化されたのを機に読...
創元SF文庫

キャプテン・フューチャーを読むよ(5)

昨日、都筑道夫の「ポケミス全解説」はいつ出るんだろうかと書いたんだけれども、手間を惜しまずちょっと調べてから書けば良かった。どうやら八月下旬に延びたらしい。もちろんこれがさらに延びたって、ええ待ちますとも。で、延びに延びたといえば……。ラジ...
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