histoire

『BABEL 6』石川 優吾

舞台は鹿児島、いや薩摩に移り、ようやく犬田小文吾と合流した犬塚信乃だけれども、まだお互いに八犬士であることは知らない。知らないままに謎の儀式「ひえもんとり」が始まる。儀式というか人狩りである。一同に集められた市井の人間を城下町内に逃し、武士...
histoire

『第五の季節』N・K・ジェミシン

ようやく読み終えた。別につまらなかったというわけじゃないんだけれども、「空の都の神々は」と同様、ジェミシンの文章はどこか僕には合わない部分があってそれで一気に読むということができずに、少しづつ読んでいったらこんなにも時間がかかってしまった。...
histoire

『ベアゲルター 5』沙村 広明

後から始まった『波よ聞いてくれ』のほうが巻数も多くアニメ化もされたしで内容的にも白沙村広明といった感じで一般受けする話であるのに対してこちらは『無限の住人』の流れをそのまま受け継ぐ、といってもバイオレンスの部分においてなのだが、前巻から約2...
histoire

『坂の町』嵜山 弓

同人誌として発表されたものを主体としてまとめた本ということだ。だんだんとこういう形の出版が増えてきているなあ。もちろんそれじたいは悪いことではないけれど雑誌という形態が昔ほど効力を失ってきているということなのかもしれない。それはさておいて、...
histoire

『天国大魔境 4』石黒 正数

壁で隔離された施設の中で生活している子どもたち。文明が崩壊し異形の化け物が闊歩する世界を旅する男女。2つの物語が交互に描かれて、それぞれが全く異なる謎をはらんで、どこで2つの物語がつながっていくのか見えないままに4巻まできたけれども、ここに...
histoire

『BEASTARS 20』板垣巴留

ちょっとだけいろいろとインフレを起こし始めてきた感じがする。待てと言われると犬科の動物は命の危険ギリギリまで待つことができるなんていうのは、面白いところに着眼したなと思う反面、ここに来ていきなりそんな設定をもちだされてもなあ。とちょっと白け...
histoire

『いちげき 6』松本次郎/永井義男

原作とだいぶかけ離れた展開になっていっただ、そもそも原作のほうはわりと淡々と客観的に描かれていたのに対して、こちらは原作では描かれなかった登場人物一人一人の血と肉を描いていたのだから当然といえば当然で、物語としてのクライマックスを考えると原...
histoire

『SPY×FAMILY 1』遠藤 達哉

評判が良いうえにまだ巻数がそれほど出ていないので読んでみることにした。主人公は凄腕のスパイ。西ドイツと東ドイツを彷彿させる二つの国があり、彼はその片方の国のスパイだ。そんな彼に新たな任務が与えられる。それは敵の国に新入してそこで結婚して子供...
histoire

『バディドッグ 9』細野 不二彦

気がつけばこの漫画も9巻まで続いている。密かに開発されたAIが人類滅亡の行動に出たために開発中断されることになったが、しかしAIは密かに人間のコントロールを逃れて独自の行動に出た。というのが発端でそこからAIの一部が主人公が開発していた犬型...
histoire

『マジック・ポイント』岡崎京子/大原まり子

大原まり子が原作担当していたとは知らなかった。いや、ひょっとしたら知っていたけれども当時は岡崎京子に興味がなかったから見過ごしていたのかもしれない。そもそも僕は岡崎京子の漫画をほとんど読んだことがなくって、多分この先も読むかどうかもわからな...
タイトルとURLをコピーしました