国書刊行会

ベータ2のバラッド

ベータ2のバラッドサミュエル・R.ディレイニー〔ほか〕著 / 若島 正編訳 / 浅倉 久志〔ほか〕訳作者名だけみるとものすごく豪華なんだけど、値段を考えるとコストパフォーマンスがいまいち悪いかなあ。といってもエリスンとキース・ロバーツだけで...
河出書房新社

元気なぼくらの元気なおもちゃ

元気なぼくらの元気なおもちゃウィル・セルフ著 / 安原 和見訳全然知らない作家だったので興味はあったけれども調べてみるとあまり好みの話を書く人でもなさそうということで今回は見送ろうと思っていたのですが、書店で見かけたら何故か買ってしまいまし...
河出文庫

さようなら、いままで魚をありがとう

さようなら、いままで魚をありがとうD.アダムス著 / 安原 和見訳とうとう出たよ。イルカじゃないけど「さようなら、いままで魚をありがとう」って言いたくなった。正直な話、全然期待していなかったんだけれども、期待していなかった自分が恥ずかしくな...
ハヤカワ文庫SF

火星縦断

火星縦断ジェフリー・A.ランディス著 / 小野田 和子訳1969年、アポロ11号が月着陸を果たしたとき、SFの役目は終わったというようなことがささやかれた。J・G・バラードは「SFが 真に描くべきは宇宙への冒険ではなく、人間の内宇宙だ」と言...
ハヤカワ・ミステリ文庫

神のはらわた

神のはらわたブリジット・オベール著 / 香川 由利子訳あおり文句に踊らされて、ついつい買ってしまった「神のはらわた」。あとがきを読む限りでは、シリーズ物の二作目ということだったんだけど、単独でもそれほど支障がないようなので前作を読まずにこの...
ハルキ文庫

神様のパズル

神様のパズル機本 伸司著「宇宙は"無"から生まれた」と、彼は言った。「すると人間にも作れるんですか? 無なら、そこら中にある───」この文章が全てを物語っています。もう、この文章を読んで鳥肌が立ちましたよ。「たとえばある人が試験管の中に"無...
ホンの話

来月の気になる本 2006/7

「化石の記憶(1)(2)」 たがみよしひさ 秋田文庫「pulp(3)」 森橋ビンゴ ファミ通文庫「アラビアの夜の種族(1)(2)(3)」 古川日出男 角川文庫「学園キノ」 時雨沢恵一 電撃文庫「コッペリア」 加納朋子 講談社文庫「そして五人...
ハルキ文庫

モンゴルの残光

いつのまに脱稿していたのかとうとうあの「日本沈没 第二部」がでます。映画に間に合うように出てしまったのも凄いけど小松左京がほんとに書きたかった本編の部分が日の目を見ることとなろうとは思ってもみませんでしたよ。この調子で「虚無回廊」のほうも是...
論創社

ママ、死体を発見す

ママ、死体を発見すクレイグ・ライス著 / 水野 恵訳この本が、クレイグ・ライス名義で出版されるってのもなんだか時代の流れというかあるいは、ジプシー・ローズ・リーは過去の人になってしまい、なんの影響力もなくなってしまったんだなあという思いにか...
講談社文庫

もつれっぱなし

もつれっぱなし井上 夢人〔著〕全六話全てが地の文なしの会話のみで、おまけに文字も大きい。最近、字の小さな本ばかり読んだ後だったのでなおさら、あっという間に読み終えてしまいました。読む前に期待しすぎていたせいもあって、若干物足りない面もあった...
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