文遊社

鈴木いづみプレミアム・コレクション

角川書店の6月刊行予定を見ていたら、あさのあつこの「バッテリーV」が6月24日となっているではありませんか。「(仮)」とついているのが気になりますが、ちょっと早すぎる文庫化。で、早すぎるといえば……。鈴木いづみプレミアム・コレクション鈴木 ...
創元推理文庫

夏期限定トロピカルパフェ事件

夏期限定トロピカルパフェ事件米沢 穂信著たいした考察もせずに勝手気ままな考えを書きつづるならば、米澤穂信はどれだけ後期クイーン問題に自覚的なのだろうか、ということになる。例えて言えば、法月倫太郎が後期クイーン問題に悩んでいるとすれば、米澤穂...
青心社文庫

赤い霧のローレライ

赤い霧のローレライリイ・ブラケット著 / 鎌田 三平編青心社というと士郎正宗とクトゥルー物のイメージが強いのですが、海外SFもわずかながら出版しておりました。リイ・ブラケットの「赤い霧のローレライ」もその中の一冊、驚くことにまだ現役で入手可...
河出文庫

宇宙クリケット大戦争

宇宙クリケット大戦争D.アダムス著 / 安原 和見訳本国での評判通りの内容。究極の答えに対する究極の問いに関しての問題に決着が着いたという点では、作者のもくろみ通りこの本で完結している。もっともそれだけが知りたかったならば本編は読まずにエピ...
漫画

特務咆哮艦ユミハリ(2)

特務咆哮艦ユミハリ 2富沢 ひとし吐き気をもよおす程の嫌悪感をいだかせる絵を描かせたら天下一品。さすがに多少は耐性が付いてきたようで昔よりも慣れてきた気もしますが相変わらず生理的にビシバシ訴えかけてきますよ。今回は、河童のような巨大生物が登...
ホンの話

来月の気になる本 2006/5

「夜の言葉」 ル=グウィン 岩波現代文庫「この世の彼方の海」 マイクル・ムアコック ハヤカワ文庫「エミリーの記憶」 谷甲州 ハヤカワ文庫「ポセイドン(上・下)」 ポール・ギャリコ ハヤカワ文庫「神のはらわた」 ブリジット・オベール ハヤカワ...
ハヤカワ文庫SF

火星航路SOS

火星航路SOSE.E.スミス著 / 井上 一夫訳原題からすれば「惑星連合の戦士」としたほうが正しいのかもしれないけれど、スペースオペラの題名としてみた場合、「火星航路SOS」の方が断然燃えます。解説では火星人や木星人が登場するのはご愛敬とい...
漫画

漫画雑感 1

ワルキューレの降誕 2富士 宏「ワルキューレの降誕」は二巻目これにて完結。感無量といいたいところなんだけれども、「ワルキューレの冒険」の前日譚なんだよねこれ。ここまで書いてくれたとなるとどうしても欲が出てしまって、続きが見たくなってしまって...
MF文庫J

侵略する少女と嘘の庭

侵略する少女と嘘の庭清水 マリコ著作者が三部作にしたいと言っていた「嘘シリーズ」の三作目が無事出ました。前作、前々作と比べると不思議の度合いが少ないというか、不思議と思われていた現象に対して、不思議でも何でもないきわめて合理的な説明がなされ...
富士見ファンタジア文庫

煉獄のエスクード 3

煉獄のエスクード 3貴子 潤一郎著どんどんとオビのあおり文句が激しくなっていきます。宇宙まできて、この次は何になるんだろう。問題は実情があおり文句と伴っているのかどうなのかというところなんだけれども……。今回は過去に起こった大きな事件に関し...
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