ハヤカワ文庫SF

大宇宙の墓場

大宇宙の墓場アンドレ・ノートンといえばジュブナイルSFの代名詞みたいなもんですが、アンドレ・ノートンの小説を読むのは今回が初めて。「大宇宙の墓場」は去年の60周年記念復刊で復刊した本です。松本零士の挿し絵もふんだんに使われているので松本零士...
Q-Tブックス

運命号の冒険

世界中でたった一人を除いてそれ以外の人にとってはどうでもいいことなんですがこのBlogも一年続きましたよ。しかしたった一人の自分でさえも、まあよくがんばったなオレ、という気持ちにさえさっぱりならないので、ひょっとしたら誰にもまったく望まれて...
群像社

月曜日は土曜日に始まる

「ロシア・ファンタスチカ〈SF〉の旅」を読んだ後、SFが好きと公言している以上ストルガツキー兄弟の本の一冊や二冊は読んでおかなければまずいんじゃないかという気持ちになり、読んでみることにしました。話は三話に分かれていて、第一話は主人公が魔法...
扶桑社ミステリー

ゴーストなんかこわくない

ゴーストなんかこわくないロン・グーラート著 / 浅倉 久志訳読み終えた後、見事なまでに何も残らないお話。強いていえばユーモアミステリになるのだろうけど、謎解きが主題でもなく、幽霊退治のお話のわりには退治する対象は幽霊以外であることも結構多く...
ハヤカワ文庫FT

勇猛なるジャレグ

勇猛なるジャレグスティーヴン・ブルースト著 / 金子 司訳妖術と呪術の二系統のいわゆる魔法が存在する世界。死んでも魂が完全に肉体から離れなければ生き返ることができたりもする。つまり運が良ければ死んでも復活できるけど、運が悪ければそのまま失わ...
ピュアフル文庫

The MANZAI(2)

The manzai 2あさの あつこ〔著〕前作のラストから見ると成長度合いが少しリセットされたところから始まります。もちろんそれが悪いことかというとそうじゃなくって、むしろ現実だってそうなのだ。覚えたことや経験したことを身の肥やしにしてグ...
ハヤカワ文庫SF

プルトニウム・ブロンド

プルトニウム・ブロンドジョン・ザコーアー著 / ローレンス・ゲイネム著 / 斉藤 伯好訳オビにはユーモアSFなどと書かれているけれども、ユーモアじゃお上品すぎます。単なるバカSF。もちろんこれはほめ言葉です。冒頭の献辞からして既にふざけてい...
河出書房新社

ページをめくれば

ページをめくればゼナ・ヘンダースン著 / 中村 融編 / 安野 玲訳 / 山田 順子訳こうして読み終えてみると、もちろんこの一冊だけで判断してしまうのは間違っているのも判っているのだけれども、意外と引き出しの狭い作家だったんだなあというのが...
国書刊行会

デス博士の島その他の物語

デス博士の島その他の物語ジーン・ウルフ著 / 浅倉 久志訳 / 伊藤 典夫訳 / 柳下 毅一郎訳ウルフ自身によるまえがきが凄い。なにしろ自分の娘の詩を載せたり、読者はまえがきをほとんど読まないという出版社の言い分を元に、「島の博士の死」とい...
映画

バタフライ・エフェクト

バタフライ・エフェクトを観ました。全てが結末に収束するタイプの映画なので、結末を受け入れることが出来るかどうかで評価が変わってしまうだろうなあ。主人公は子供の頃、時々一定時間の記憶が無くなってしまうという体質を持っていた青年。気が付くと数十...
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