創元推理文庫

空白の殺意

空白の殺意中町 信著作者が気に入っているからといって読者も気に入るとは限りません。だからといってつまらなかったわけじゃなくって、「天啓の殺意」の方が好みだっただけにすぎません。もっとも高校野球を扱ったミステリというと東野圭吾の「魔球」があっ...
扶桑社ミステリー

オックスフォード連続殺人

オックスフォード連続殺人ギジェルモ・マルティネス著 / 和泉 圭亮訳アルゼンチン発の本格ミステリということで、それだけで食指が動かされます。もっとも舞台は題名どおり、イギリスのオックスフォードとなるので南米の異国情緒のようなものは全くありま...
ホンの話

来月の気になる本 2006/04

「宇宙クリケット大戦争」 ダグラス・アダムス 河出文庫「黒と茶の幻想(上下)」 恩田 陸 講談社文庫「もつれっぱなし」 井上夢人 講談社文庫「桜宵」 北森 鴻 講談社文庫「夏期限定トロピカルパフェ事件」 米澤穂信 創元推理文庫「グラン・ギニ...
早川書房

まだ見ぬ冬の悲しみも

まだ見ぬ冬の悲しみも山本 弘著山本弘の小説を読むのはこれが初めて。一読して思ったのは、古き良き時代のアメリカSFを読んでいるような雰囲気があるということ。だいたい50年代ぐらいのSFじゃないでしょうか。ご本人もそのあたりのSFが好きそうなの...
ファミ通文庫

荒野の恋 第2部

荒野の恋 第2部桜庭 一樹著いわゆる「少女小説」というものはほとんど読んだことがないのでこんな風に言ってしまっていいのかとも思うのだけれども、これはやっぱり「少女小説」なんだろうなあと思うのです。そう考えると、桜庭一樹という人は他流試合が好...
メディアワークス

図書館戦争

図書館戦争有川 浩著 / 徒花 スクモイラスト昭和の終わりから、メディア良化法なる法律が施行されてしまったことで枝別れしたもう一つの日本が舞台。この法律に対抗して図書館が武装した防衛隊を組織するようになったのですが、どうにもこのあたりの設定...
MF文庫J

ファイナルシーカー

ファイナルシーカー小川 一水著作者のサイトを見る限りでは、アニメとの平行企画で書かれたものだということなんだけれども、登場人物は全く違うようなのでノベライゼーションというよりも自衛隊の航空救難団を舞台としている部分だけが同一のオリジナル作品...
ハヤカワ文庫SF

夢みる宝石

演出家であり作家でもあった久世光彦氏が亡くなられました。向田邦子作「寺内貫太郎一家」の解説に久世光彦氏が書かれた文章が今でも印象に残っています。向田さんはかくれんぼがうまいというような話から始まり、向田さんはかくれんぼで隠れたまんまです。あ...
光文社文庫

ヤミナベ・ポリスのミイラ男

ロン・グーラートの「ゴーストなんかこわくない」を買ったんですが、解説を読んでいたら過去に長編が一冊だけ翻訳出版されていたって書かれており、グーラートの長編なんて記憶にさっぱりなかったからちょっとびっくり。しかもその本というのが「電脳麻薬ハン...
東洋書店

ロシア・ファンタスチカ〈SF〉の旅

現物をまだ見てはいないんですが、KAWADE夢ムックシリーズとして発売されている「ナルニア国物語 夢と魔法の別世界ファンタジー・ガイド」にはムアコックのエルリック物の短編やオースン・スコット・カードの短編が収録されている模様。何故ナルニア国...
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