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『スインギンドラゴンタイガーブギ 1』灰田 高鴻

まったくノーチェックだったけれども、いやあやうく見逃してしまうところだった。タイトルと表紙からジャズが関係する話だなと思ったが、とりあえず第一話がWEBで公開されていたのでちょっと見てみたところ予想通りだったので、あとはもう買うしかないなと...
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『遠田おと短編集 にくをはぐ』遠田 おと

これまたいきなり凄いものが出てきたなあ。そもそもタイトルにある「にくをはぐ」という言葉からして不穏なんだけれども、これは猟奇的な何かを差しているのではなく、ジビエにおける毛皮をはぐという行為でもある。だったら毛皮にすればいいじゃないかと思う...
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『下のほうの兄さん』安永 航一郎

安永航一郎のものすごく久しぶりの新刊が出た。『青空にとおく酒浸り』が2012年で突然の休載で終わってしまってそれっきりだったので、もう新作も無理なんだろうと思っていた。まあ作風が作風なので好きな人にはドンピシャだけど駄目な人は全く受け付けな...
Vie simple

来月の気になる本

創元推理文庫『シカゴ・ブルース【新訳版】』フレドリック・ブラウン中公文庫『女の家』日影丈吉竹書房文庫『くらげ色の蜜月』戸川昌子ちくま文庫『吸血鬼飼育法 完全版』都筑道夫ちくま文庫『侠気と肉体の時代 現代マンガ選集』夏目房之助編双葉文庫『編集...
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『プリズムの咲く庭 海島千本短編集』海島 千本

新刊かと思っていたら去年出ていた本で、電子書籍で安くなっていたので、たしかに新刊の可能性はなかったよなあと読み終えて自分の愚かさを悔いた。それはさておき、読後感は、いかにもコミックバンチ系で掲載されそうな感じだなあというのが大雑把な感覚で、...
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『光の箱』衿沢 世衣子

衿沢世衣子は不思議な作家だ。というのは僕のなかで衿沢世衣子の作風が一定していなくって新刊が出るたびに驚かされているからだ。たぶん、最初に読んだ漫画の印象が強くて、その印象をずっと持ち続けていて、でも衿沢世衣子の新作は常にその印象から少しづつ...
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『今度会ったら××しようか 1』飯田 ヨネ

『ケムリが目にしみる』の飯田ヨネの新作は予想外の話だった。タイトルにある「××」でこれはいわゆる伏せ字なんだろうということでそっちの方面の話か、今度はとおもったんだけれども、予想は少しだけ当たったけどだいぶ外れた。主人公は女子高生。クラスメ...
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『ダンジョン飯 9』九井 諒子

全然ダレる気配もなくこちらの予想を上回る面白さだ。ここしばらくはメインの物語を動かすことに主眼がおかれて魔物の生態系という部分から外れていたが今回はサキュバスをやってくれた。サキュバスといえば夢魔で誘惑をして精気を奪ってしまう魔物なんだけれ...
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『パッカ 1』今井 大輔

事前に知り得た情報は青春異種族恋愛譚ということだけだったのでどんな話なのか期待をしていた。そもそもタイトルのパッカとはなんなんだろうと思っていたが、読みすすめていって、ああ河童を逆読みにしたのかと理解した。しかしなぜそこで逆にする必要があっ...
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『星の王子さま 1』漫☆画太郎

かつて角川つばさ文庫で管啓次郎による翻訳で『星の王子さま』が出たときに、挿絵が西原理恵子で、これは卑怯な組み合わせだなあと、良い意味でなんだけど、そう思ったし思わず買ってしまった。それくらい西原理恵子による星の王子さまは魅力的でこれを超える...
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