Vie simple

半径1メートルの必要

こういう技術があるからどう活用しようか?そんなふうに問われることがたまにある。たとえば、深層学習という人工知能の技術が一躍有名になったので、ではこれを使って何か作ってみよう、とかだ。こういうとき僕は少し困ってしまう。僕は技術者なのだが、それ...
histoire

骨餓身峠死人葛

野坂昭如の作品は、書いていたものが僕の趣向とは合わないものばかりだったので、読んだことはなかった。『火垂るの墓』は有名だが、どんな内容なのかはおおよそ知っていたし、スタジオ・ジブリがアニメ化したけれども、そちらも見たことはない。読むつもりも...
Je pense aux mots

画鋲

文具コーナーでいつものごとく文房具を見る。今回、ふと目に止まったのは画鋲だ。小学生の頃に学校でよく使っていたオーソドックスな金属の平べったい、そしておもいっきり壁に突き刺すと今度は画鋲抜きでも使わない限り抜くことが難しい、あの画鋲である。新...
histoire

火星甲殻団

ハヤカワ文庫JAとして出た『日本SF短篇50』の三巻に収録された川又千秋の『火星甲殻団』が面白く、長編版があることは知っていたので早速読んでみることにした。川又千秋はそれほど読んでいないのでまだまだ見逃している作品がある。本来ならば絶版状態...
ホンの話

来月の気になる本

角川文庫『人間の顔は食べづらい』白井智之角川文庫『スタープレイヤー』恒川光太郎講談社文庫『献灯使』多和田葉子新潮文庫『機巧のイヴ』乾 緑郎新潮文庫『アメリカン・ウォー 上下』オマル・エル・アッカド創元推理文庫『花野に眠る 秋葉図書館の四季』...
Vie simple

来月の気になる本

角川文庫『人間の顔は食べづらい』白井智之角川文庫『スタープレイヤー』恒川光太郎講談社文庫『献灯使』多和田葉子新潮文庫『機巧のイヴ』乾 緑郎新潮文庫『アメリカン・ウォー 上下』オマル・エル・アッカド創元推理文庫『花野に眠る 秋葉図書館の四季』...
C’est combien

菜時記 文月/乙卯

統合失調症を発症していらい、人の大勢いる場所を恐れるようになった妻は、買い物に行くことも困難になった。だから僕は妻の代わりに一週間分の食料品や日常品を買うために週末、一人で買い物に出かける。いつか妻と一緒に買物に出かけることができる日が来る...
histoire

コズミック・オデッセイ

今まで敵対しあっていた者同士が手を取り合って、より強大な敵に立ち向かうという話はアメコミの世界では常套化しているので、マイク・ミニョーラが絵を担当していなかったら翻訳されなかったかもしれない。もっともアメコミの世界にはそれほど詳しくはないの...
histoire

セブン殺人事件

笹沢左保が地道に再評価されているようだ。といってもあくまで双葉文庫においての話だけれども。短編集だけれどもどの話も会話のみで描かれて、地の文が無いという『どんでん返し』が復刊して、笹沢左保ってミステリ作家という印象が乏しくてこれまで読んだこ...
histoire

ワンダーランド 4巻

この巻の終盤の展開には意表をつかれてしまった。ワンダーランドという題名、そしてアリスという名の少女、さらにはそのアリスが人体を縮小させるという能力を持っているということから、この物語りが不思議の国のアリスがモチーフとしての根底にあることはま...
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